PILOT Elite Sのペン先を旧型デスクペン(DPN-70)に移植

初版 2020/08/03 21:07

改訂 2020/08/06 11:14

えぇっとそんな改造を又ですか、、、。エリートのペン先は改造ラミー2000さんに使用してお馴染みのペン先です。プラチナ万年筆も同じですが、定番のペン先が存在して形式が変わってもシルエットは周到していたりします。そんな中PILOTの安物デスクペンDPN-70のペン先もエリート系統のペン先です。これはもうデスクペンマニアとしては改造せずにはいられませんね!

 私が何時も集めているエリートはマニフォールドと云う中字相当のものですがエリートにはペン先が三種類有りマニフォールド、スクリプト(細字)、ポスティング(極細)何れも撓りとは無縁な硬いペン先なので何れもペン習字には最適だと思います。これは前回のプラチナポケットの日記でもお話ししましたがボールペンの台頭ともう一つはカーボンコピーです。圧倒的に筆圧の必要な筆記具が安く普及してしまった事により、エリートのペン先は正にボールペンのように使用出来る様に設計されています。

 今回は初めてスクリプトを入手しました、試し書きしてビックリしたのがこれまた書きやすい。しかし、如何せん細すぎなので、ペン先自体いじらないで太くする改造も一緒にご紹介いたします。さて、ではデスクペンとして机デビューしていただかなくてはなりませんね、と云う事で今回はペン先交換です

エリートSとデスクペンDPN-70です、今回は此方の改造です。

エリートは18K、デスクペンは所謂鉄ペンです、形状は殆ど同じですが長さが少し違いますね

エリートのペン先、後端の大きな丸穴は空気穴、エリートのペン芯はペン先とは接していないタイプでペン先はペン軸本体に取り付けられてスリットの代わりにスポンジがその代わりに付いていますいますこの構造によりこの様に空気穴が別途必要になります。

スーパークオリティ!以上、、、。悪いものではありません。寧ろ極細の単体での評価は私の中では特上です

長さの問題はペン芯側を少し削って解決します、これは丁度長さが長い事を利用してスリットにより乗せるてインクを吸わせる為です、それと同時にペン芯のスリットをカッターナイフで広げます、広げるとインク保持量が増えるのでペン先に多くのインクを供給出来ます。この二つの作業によりインクの出が多くなり今迄より書いた文字が太くなります。

後は組立れば出来上がり、おぉぉぉぉぉぉ磨いたのできれいですね!見た目は何も変わらないので感動は極めて薄いです、、、。

如何でしょうか、エリートのペン先の方が厚いですね

ついでにジャンクボックスから中間リングも拝借して装着してみました。

シャキシャキと聞こえて来そうな細字、流石これだけ硬いペン先だと字幅は変化に乏しいですがインクを多めに出しているので筆圧はほぼゼロです。置いただけで書けるので溜めや返しの練習には最適です。



#反省?聞いた事有りません

#夏

#スットコドッコイ

#改造

#参考

#比較

とんと趣味というジャンルから遠ざかって幾年月、数十年ぶりに万年筆に触れて、ふとかみさんに最近『貴方の手は何時も青いのねぇ』と言われ少しずつ心に隙間を増やしていけそうな気がした。

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    ace

    2020/08/05

    ほぉ〜〜〜✨( ゚д゚)

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  • Tyranosaurus rex

    shirotanino

    2020/08/06

    「置いただけで書ける」のは硬筆の理想ですね。手本が徽宗風。

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    • ありがとうございます、徽宗風 勉強になります!

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