珍機・迷機の部屋
現在皆さんがカメラ屋さんで手にするカメラは、およそ「誰でも、簡単に、綺麗に」写せるのではないかと思います。
しかし、カメラがこのように「誰でも綺麗に写せる」状態になるまでには、数多くのメーカー、数多くの技術者の血の滲むような努力がありました。
この部屋ではその発展途上の時代に現れたカメラ達を紹介していきます。
これらのカメラは、現代の便利なカメラを知っている我々からすると「ちょっと不思議」に見えるかもしれません。
しかし、それは我々がその後の時代の流れを知っている、いわば「未来人」だからかもしれません。
後世から見るとスタンダードになり得なかった技術、あるいは登場した時代が早すぎて正当に評価されなかった技術は沢山ありますが、そのひとつひとつに関わった方々の努力が、魂が息づいています。
「ちょっと不思議」から、「なぜ不思議に思えるのか?」と疑問を抱いていただけると、この世の中が面白く見えてくるかもしれませんね。