愛と哀しみの果て

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 最近ではあまり見かけなくなった「愛と○○の✕✕」という邦題、70年代後半から90年代にかけてはお目にかかることも多かったようで、いろいろネット検索を駆使し、さらに自分の記憶と照らし合わせて列挙してみました。
 『愛と暗殺のタンゴ』『愛という名の疑惑』『愛と栄光の日々 ライト・オブ・デイ』『愛と喝采の日々』『愛と哀しみの旅路』『愛と哀しみの果て』『愛と哀しみのボレロ』『愛と死の間で』『愛と宿命の泉』『愛と青春の旅立ち』『愛と精霊の家』『愛と戦火の大地』『愛と追憶の日々』『愛と憎しみの記憶』『愛と復讐の挽歌』『愛と野望のナイル』『愛と勇気の翼』『愛と欲望の銃弾』などがありますかね。あと、邦画ではこれらの邦題を揶揄するかのようなタイトルの石田純一主演『愛と平成の色男』なんてのもありました。
 さて、本アイテム収録作は、原作がアイザック・ディネーセンの『アフリカの日々』、原題「Out of Africa」で直訳すれば「アフリカより」ということになるのでしょうが、原作本のタイトルが最も内容に即していますかね。翻って映画邦題の『愛と哀しみの果て』ですが、作品の内容と乖離はしていないものの、このアカデミー賞作品賞受賞作には失礼な命名だったような気がします。
 ということで、作品自体のことやジョン・バリーのスコアが秀逸なサントラ盤に関しては別の機会に語るとして、本展示アイテムに関してですが、「スペシャル・エディション」とあるように2枚組で特典ディスクにはメイキングなどが収録され、本編ディスクには日本語吹替とシドニー・ポラック監督の音声解説が収録されています。そしてこの吹替ですが、本展示アイテム出版の際に制作された新録でレッドフォードが古川登志夫氏、メリル・ストリープが萩尾みどり氏、そしてクラウス・マリア・ブランダウアーが堀内賢雄氏、と悪くはないのですが、やはりテレビ放映時の野沢那智、池田昌子、荻島真一各氏による吹替版のほうが嬉しいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=2EW2kNCmZZ0
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