黄金の腕
そのテーマ曲はよく聴いて知っていても、そもそもそのテーマ曲が使われた映画自体を観ていない。その最たるものだったのが本作で、最初に関光夫氏のFMの映画音楽番組でこの曲を知って以来、幾度となくエルマー・バーンスタインのテーマ曲は聴くことはありましたが、なかなか本編を観ることはできず、やっと観ることができたのはNHKの衛星放送の名画劇場で、でした。ですが、結構救いようのないストーリーで、長年の念願が果たされたのにこの仕打ちかと、多少ガッカリしました。ですので、後年、本アイテムを中古レコード屋で見かけたときは入手するかどうか迷ったのですが、格安だったので購入しました。そして、内容をある程度把握した状態で観返してみると、意外ですが結構楽しめました。フランク・シナトラやキム・ノヴァクは、まあ、あんなものでしょうが、エレノア・パーカーが素晴らしい。『サウンド・オブ・ミュージック』ではジュリー・アンドリュースの恋敵のオバサンに過ぎませんでしたが、本作で見せる色香と悪妻ぶりは、それだけで一見の価値ありです。
ところで、ジャズドラマーのシェリー・マンなる人物が出演していたそうですが、この演奏家の評価はいかほどのものなのでしょうか。
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https://www.youtube.com/watch?v=kQBSEkn5NDo