キートンのセブン・チャンス

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 いわゆる3大コメディアン、チャップリン、ロイド、キートンの中でさすがにチャップリンの作品はスクリーンで観ましたが、他の2者の作品をスクリーンで観る機会には恵まれませんでした。もっとも、本フロアでもアイテムを展示した『ロイドの要心無用』は1976年にリバイバル公開されていますので、もしかしたら名画座等で観る機会があったのを逃していたのかもしれません。それに対して、バスター・キートンの作品をスクリーンで観る機会はかすりもしなかったようです。ただ、キートン自身は『サンセット大通り』『八十日間世界一周』そしてチャップリンと共演した『ライムライト』で、見ることができました。
 いずれにしても、劇場で上映するからには興行側にそれなりの成算があってなされるわけであり、製作からかなりの時を経ても観客を集める力を持った作品を生むことができたか否かでも、この3大コメディアン内における各人の間の格差を推し量ることはできそうです。
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