第三の男

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名匠キャロル・リード監督作の、ウイーンを舞台にしたサスペンス映画の傑作です。チターで演奏された主題曲も有名ですね。キャロル・リード監督と言えば、この部屋で以前遺作である「フォロー・ミー」を紹介しております。

主演は「市民ケーン」でもコンビを組んだオーソン・ウエルズとジョセフ・コットン。TV版の吹き替えは小池朝雄氏と江守徹氏がそれぞれ務められてまして、4Kデジタル修復版BDに収録されてるそうですが、その情報を知ったばかりで未入手です。個人的に未見なので、安定のクオリティーのお二人の吹き替えが期待されます。

映画として実際はコットンが出番も多い主人公、ウエルズが事件のカギを握る友人としてラストに登場、という感じですが、インパクトのある登場の仕方をしたウエルズがすべてを持って行ってしまう印象です。手元のパブリック・ドメイン版の吹き替えはコットン、ウエルズはそれぞれ咲野俊介氏、相沢正輝氏となってます。お二人とも声優がメインで活躍されてます。

ところで、PD版の吹き替えも多く紹介して来ましたが、発売される会社は違えど吹き替えは共通です。レーベルを見てみるとほぼ一緒のデザインですね。プレスした国が韓国と台湾の違い、程度の差です。「市民ケーン」や本作を販売したミック・エンターテイメントという会社が統一したジャケットとレーベルでで販売、おそらくその後別会社に音源が譲渡されたかで発売となったようです。ジャケット自体はこちらの方が統一されていて好きですね。他社版の「黄色い~」などのジャケットは安っぽくて好きになれません。

 #吹き替え #洋画

https://youtu.be/PfVtb76KclY

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