PLATINUMセンチュリーのデスクペン化 2

初版 2021/05/27 06:24

手始めに接合部の処理、補強工事と共にテーパー部をなだらかにする為カーボンブレードホースを巻きます。

端部の処理をしながらアロンアルフアで接着します。

接合部の括れが滑らかに処理出来ました。接合部の強度も格段に上がります。

カーボンアロンアルフア接合法の利点は強度の増大もさることながら最大の特徴は軽量であること、この部分の増加した重量は0,2g程度若しくはそれ以下軽すぎて計量出来ません。

首軸との分離の為予めテフロンテープを巻いて表面まで咬ませておきます。



いよいよ全体にカーボンブレードホースを巻き付けます


太い部分は全て撤去、軸の太さのオーダーが12㎜程度なので此処は太らせません。

接合部分と首軸を残して端部の処理をします。


首軸はストレート加工、括れ部分には二重にカーボンが巻いてあるので先端に向かってなだらかな傾斜をつけ後端迄一直線のラインを作ります。この部分の出来が全てのプロポーションを司る要です。慎重にヤスリで一浚いずつ削ります。

後端部分の処理はフラットにします、恐らくここにはオーナーが輝石を貼るはず。( ̄ー ̄)

首軸の様子、大型のニブに負けない力強いプロポーションが出来ました。持ち手のテーパー加工もこれしかないと思える角度調整。持った瞬間ここにしか手が来ない位置に。

全体像 なだらかな曲線の連続、ゲルト・アルフレッド・ミュラー氏が乗り移ったかもしれません。言い過ぎだわ、、、。


今回の仕掛け専用の黒は逆さまにしても流れない程固めに熟成しています。

下塗りも熟成の済んだ濃い目の物をチョイス。

仕掛けの島もしっかり立ちます大柄のペンに合う様に島も大きく隙間に小島を散らします。

乾燥させて次の工程を待ちます、熟成の黒は恐らく二三日は乾燥にかかるので焦らず待ちましょう。


#スットコドッコイ

#反省?聞いた事有りません

#改造

#参考

#比較

#参考

#比較

とんと趣味というジャンルから遠ざかって幾年月、数十年ぶりに万年筆に触れて、ふとかみさんに最近『貴方の手は何時も青いのねぇ』と言われ少しずつ心に隙間を増やしていけそうな気がした。

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