筆で塗装するⅩⅧ 2  書写 

初版 2021/04/17 10:54

改訂 2021/04/17 10:54

二回目の巻きでだいぶ太らせました厚手の二層巻きは流石です、しかしここは削り出してラウンドシェイプを作るのを優先ですので外径が減っても削りましょう。

ヤスリでザクザク各部の計測をしながら思い切りよくいきます。

大まかな寸法が決まったので、今度は薄手のカーボンブレードホースを巻いて仕上げの下地を作ります。

2000と比較しましたが後半を太くするとバランスが悪くなりそうなので後半の寸法は諦めます。

今回の改造の基本形状は此方で出来ました。

仕上げ前に一度クリアを塗り、分離層を形成して、シェルシートの為に切り欠いた場合にでも仕上げの一枚だけ剥せる用にしてみます。うまく機能してくれるとUVレジンを使う量を減らせます。


この次は仕上げのカーボンブレードホースを巻きます。


                   書写 

先日完成したプラチナ万年筆のクリアブルーデスクペン、こいつのペン先をあれこれ選定した結果こちらに決定しました。

見ての通り古いタイプの物で、しかも歪みが取り切れていません。

入手した時点では真っ逆さまに落としたのかペン先はクロスして曲がった状態でした。修正の練習になればいいやと思いここまで真っ直ぐに直しましものの、元々の素性が良かったのか修正後うねって曲がっていても書き易くこんな状態でなければいじりたくない程ですがどうせならと、思い切って裏側を削ったりペン先も大胆に形状変更を施した結果、思った以上に素晴らしい書き味に仕上がった一枚です。曲がったのも見た目重視であれば表側を削り落とせばキレイになりますが、自分用なので敢えてこのまま仕上げています。

想像以上に止め跳ねが思った通りに表現でき、弘法は筆を選ばずの境地には無い私には非常に気持ち良い一本になりました、又太軸化の効果も相まっていつまでも書いていられる書写万年筆の出来上がりになりました。

伸びやかで、止の溜まりや書き出しの素直な入り方、これだから改造は辞められませんな!

ペンを止めた時のインクの溜まりがそそります♡


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#反省?聞いた事有りません

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とんと趣味というジャンルから遠ざかって幾年月、数十年ぶりに万年筆に触れて、ふとかみさんに最近『貴方の手は何時も青いのねぇ』と言われ少しずつ心に隙間を増やしていけそうな気がした。

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