筆で塗装するⅩⅧ 1

初版 2021/04/16 21:38

今迄セーラー万年筆のデスクペンは基本的な外観の改造のみなので、今回は太軸化していきます。更にペン先の交換もします。


先日ピコンと来た訳が此方の画像です。基本構造及び寸法が酷似しており、各部の計測をすると少し削ったら交換出来る事が判明しました。用意したのは21kのペン先です。

それぞれのペン芯を支える構造の違いがあるもののデスクペンのペン芯に合わせるのは容易です。更にペン先の中心点が異なるので首軸側も少し削ります。

セーラーミニの方が外側に付いているのでペン芯側だけでは削る量が増えるので首軸側も削りました。何度も言いますがダイソーのルーターは偉大です!

さて、今回は単なる太軸化ではなく、出来るだけラミー2000の寸法を真似たいと思い、詳細に計測します。左側のセーラーデスクペンは段差を無くしてあります。


《今迄持ち手の太さだけしか気にしてなかったのですが実際に各部の計測をすると最大径は13㎜もあってしかもその部分が長いこと!細くなっていく辺りがペンを持った時に親指付け根に当たる事になります。》

1メモリ5mmなの15㎜辺りから後端迄セーラーの方が細くなっていますので、厚手のカーボンブレードホースを先端から巻いて行く事にします

ここは下地ですが丁寧に繊維を揃えておきます。

始めに薄めに溶いたクリアを塗って端の処理もアロンアルフアで一度抑えておきます。

一回目で凡そ1㎜稼ぎました、あと2㎜必要です、

厚手のカーボンブレードホースを太くなる部分にもう一回巻きましょう。まだ1㎜必要ですが仕上げの一枚が有ります。

一回目でだいぶ稼ぎましたが、13㎜の辺りはもう一回巻かなくてはならないかもしれません。乾燥後の確認ですね。

厚手Wなのでハロゲンランプ攻撃で乾燥促進させます。

しっかり乾燥させ、明日はシェイプの削り出しになります。



#スットコドッコイ

#反省?聞いた事有りません

#改造

#参考にならない

#変態加工部

#又変なことやってる

#比較するものが無いし

とんと趣味というジャンルから遠ざかって幾年月、数十年ぶりに万年筆に触れて、ふとかみさんに最近『貴方の手は何時も青いのねぇ』と言われ少しずつ心に隙間を増やしていけそうな気がした。

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