筆で塗装するⅩⅣ  序章

初版 2021/04/04 20:52

PILOTエリートのK18ペン先使用のデスクペン、私用は赤軸と仕事用黒軸、同じ仕様の物を各机に配置するほど書き易い一本。

しかし太めの軸に慣れてくると些か心許ない細さに感じられるようになって来ました。そこで紋紗塗りと螺鈿の組み合わせで太軸化を目指そうというものです。


いきなり分解されていますが、私用の赤軸です。マスキングテープはシェルシートを貼り付けるスペースで隙間に紋紗塗りを施していきます。

尻軸側後端は本来ならば金属リングが有りますが此方は有りません、ついでなのでここにはシェルチップを埋め込もうと思います。(尻軸の方は思い付きでやったこれだけしか考えていません。そのうち何か思いつくだろう、、、。)

首軸には最初に粗目の炭粉をまぶして下地が隠れるように埋めます。今回のシェルチップの下地は黒をチョイスしました  (れれPAプレゼンツシェルチップ)

一度目の炭粉は大雑把に払って二度目は更に細かい目の炭粉を付着させ隙間を埋めます。下地がしっかりと埋まる様に確認します。


乾いたらマスキングテープを剥がします。


剥がれた炭粉があれば爪楊枝で補修しておきます。

シェルシートを長さを合わせて少し長めにカットします。


一度黒を塗ってクリア塗料の下地にします、炭粉の固定にも。

ペン先の小口の処理も忘れずに、紋紗塗りの部分とシェルシートを合わせた突合せ面の処理もしておきます。各部敢えて厚みがやり方をしていきます。

シェルシートの貼り込みはアロンアルフを使用、Rに沿わせて少しずつ貼り伸ばします、複雑な先端の形状に角度を合わせて一段下げてカット、最後にクリア塗料で全体を押えます。

尻軸側は全体を本格紋紗塗りに出来たらいいなぁと下絵を描いていますが激難。



#スットコドッコイ

#反省?聞いた事有りません

#改造

#参考

#比較

#変態加工部

#又変なことやってる

とんと趣味というジャンルから遠ざかって幾年月、数十年ぶりに万年筆に触れて、ふとかみさんに最近『貴方の手は何時も青いのねぇ』と言われ少しずつ心に隙間を増やしていけそうな気がした。

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