WATERMAN C/Fの整備調整

初版 2021/02/11 00:35

改訂 2021/02/11 00:35

とても良い個体だったのでボディーは激落ちくんでの汚れ落としとペン先基幹部品は漬け置き洗いのみでお終い、とても良い書き味で硬めの中にも撓りというか張りが有のですが微妙に太い筆跡、ペン先を削るには予備が無いので今ひとつ踏ん切りが付かないので今回の改造はインクの出を絞るのとペン先に角度を付け筆記時な当たり面を変えると云うもの。

今回は両方採用しました、スリットを詰めペン先を下げました。本来は真っ直ぐに伸びていますが微かに下に角度を付けて接地面積を減らしました。

見る人からは変わったか分かり辛いと思いますが右側は入手後直ぐに書いた字、左側がペン先を下げスリットを詰めた字です

跳ねや長い縦線の柔らかさが増したと思います。自己満足ですが気持ち良く書く為にはパーソナライズは欠かせません!

 しかしながら思った以上に細く何かに似ていると思ったらシェーファーのレディーシリーズでした!


下の二本は同時代の米国企画の二本、よく似たシルエットですね

キャップを外した佇まいも非常に似ています、きっと時代の求めるデザインなのでしょう。



#お手入れ

#比較

#改造

#スットコドッコイ

#反省?聞いた事有りません

とんと趣味というジャンルから遠ざかって幾年月、数十年ぶりに万年筆に触れて、ふとかみさんに最近『貴方の手は何時も青いのねぇ』と言われ少しずつ心に隙間を増やしていけそうな気がした。

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