Bathyurus extans

0

Proetida(目)の中で、Bathyuroidea(超科)に属する珍しい種類です。このグループはProetida(目)の中では、カンブリア紀やオルドビス紀の北米で棲息していた初期のタイプです。Asapus(目)に属する分類例もありますが、特徴的にAsapusに近い形態をしています。この超科に属する種類は全て産出量が極めて少ないので、お目に掛れる機会が限られます。比較的長い頬棘がある以外は、平均的な体形をしているこの仲間が何故、繁栄できなかったのか疑問が残ります。

【標本リンク】Extinctions.inc
http://www.trilobites.com/site_arc/index.cfm?action=item&prod_id=6637&

Default
  • File

    Trilobites

    2020/08/29

    退会したユーザー2017年02月02日 19:18
    これはまったく知らない種類です。よく見かけるようでありながら、じつは何にも似ていないという、稀少種ならではの奇妙な存在感がありますね。
    カナダといってもオンタリオの南の方は、わりと地層つながりでニューヨークと似たような種類が産するようですね。

    2017年02月02日 20:57
    > citariusさん 
    この仲間で注目されるのがRaymonditesですね。オンタリオの三葉虫は、閉鎖産地なので、ただでさえ入手が難しいですが、本種の様な一般的に知られていない種類は図鑑の中だけの存在となっています。NYとは時代も地理的にも繋がりがあるのですが、カナダ側特有の種類も多いですね。

    返信する