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Ceraurus pleurexanthemus, Isotelus gigas (pygidium) and Byozoan
アメリカのRust累層のセラウルス・プレウレクサンセムス (Ceraurus pleurexanthemus) のプレートです。
アメリカのセラウルスの仲間の中では、最も一般的な種であると言えると思います。セラウルスと聞いた際に、思い浮かぶイメージの、標準となる種であるようにも思います。
サイズは標準的個体よりもやや小さめの18mm程度です。このプレートの特徴は、見ての通り、イソテルス・ギガス (Isotelus gigas) の尾部や、その他コケムシ、ウミユリの茎などの他の生物が共産していることです。特にコケムシがその表面にくっついた、イソテルスの尾部の存在感は中々のものです。
当時の豊かな海底環境を思い起こさせてくれる、楽しい一品です。
追記:
昔頂いたコメントを読み返していたら(2019年頃のもの)、それなりに出回る、多産する、リーズナブルといった話を交わしておりましたが、本種も今はほぼ見かけなくなりました。
昔の光いまいずこ。隔世の感を覚えます。
trilobite.person (orm)
2025/01/261. 魅惑の三葉虫 2019年11月10日 21:13
Ceraurusは、全ての三葉虫の中でも美しく完成されたデザインだと思います。北米のオルドビス紀を代表する種類ですが、カナダ産は入手が困難の中、NY産は比較的数が出回っているので入手はしやすいですね。出始めは高額でしたが、近年は余程の大型個体でなければ数万程度で入手できるようになりましたね。Isotelusお尾部は、脱皮殻が暫く海底に漂っていたのではという想像ができ、面白いですね。Rust F.m.の他の種類は、意外と入手が難しいので、手に入る内にコレクションを充実させておきたい所ですね。
2. trilo orm 2019年11月11日 00:22
>>魅惑の三葉虫さん
カナダ産はえらく高額だったり、殻が脆くて部分化石だったりと、なかなか望むものを手に入れ難いですよね。その点この種は、それなりに多産し、それ程高額にもならないので、価格以上の満足感が得られますね。実際、この標本もリーズナブルでした。
Rustのまだ手に入れていない標本は、価格の問題もありますが、出回る事が少ないので、それ以上に運ですかね。良い縁があれば良いなと思います。
3. けーご 2019年11月11日 23:04
こんばんは。
面白いプレートですね!
自分は大きいイソテルスの方にどうしても目が行ってしまいますwイソテルスは好きな種類ですが、大型の完全体は高すぎるので超小型のもので満足しています。コケムシがくっついているのが興味深いですね。現生のイソギンチャクと共生しているカニを連想しました。(セラウルスがメインなのにすいませんw)
4. trilo orm 2019年11月12日 12:41
>>けーごさん
私もこのプレートの主役は、実はイソテルスなんじゃないかと思っています。何度か超巨大で保存状態も最良のイソテルスを、ショーやオークションで見かけましたが、大迫力ですよね。価格的に、とても手が届くものではないので、そこまで大型のものは買えませんが、小型でも数が少ないので貴重ですね。
私もけーごさんと同じで、この標本を見ていると、藻だのイソギンチャクだのを背負う、ある種のカニを連想してしまいますね。
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