Neoproetus sp. cephalon & Endops sp. (?) pygidium

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日本の三葉虫、ネオプロエトゥスの一種及びエンドプスの一種 (Neoproetus sp. & Endops sp.(?)) であります。

産地はペルム紀中期の宮城県気仙沼市上八瀬。採掘者より直接譲っていただいたもので、巨大な1枚の30X25cm程度の母岩をそのまま持ってきている面白いプレートです。

複眼つきの頬部化石がネオプロエトゥス (写真3、4 枚目及び2枚目の矢印下側) 、尾部化石がエンドプスと思われるもの (写真5、6枚目及び2枚目の矢印上側) です。いずれも貴重で、世界的にも数少ないペルム紀の三葉虫であります。

特に、ネオプロエトゥスの標本は、ホロクローアル型の複眼の微細な構造がしっかり観察でき、日本産三葉虫でこのタイプの複眼でこの保存の良好さは素晴らしいことであります。

三葉虫以外にも、佃煮状に、ウミユリ茎、腕足類 / 貝類などが散りばめられています。実は、母岩は亀裂が入っていて二つに割れているのですが、断面が観察できるのが面白く (写真8) 、接着せずそのままにしております。

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    ktr

    2025/02/24 - 編集済み

    標本全体が見ものですが、それに三葉虫が載っていて、しかも複眼が確認できるのは満足度高いですね。こういうものなら私も欲しいですが、うーん、置き場が……

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    • 私も実は置き場に悩んでいて、部屋の色々な置き場を転々としてます。巨大オレネルス類みたいに、中型ドイツ箱などに入れてみましたが、今ひとつしまらず、結局部屋の中に剥き出しで置いてあります。

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