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巨人獣 ザ・パラノイド
知る人ぞ知る漫画家、石川球人氏が１９７０年に少年キングで連載していた作品に月刊まんが王の読み切り作品を加えて再構成したのが本書。版元を変えての復刻という事になります。
ある日突然理由も不明で体が巨大化して行く男性の話で、最初は気の毒がられて食料や服を提供されているうちは良かったものの、ゴジラ並みの大きさとなると次第に厄介者扱いされ、自衛隊による攻撃を受けるように。やがて大阪に女性の巨人が現れ、彼女は妊娠していたためタンカーで南の島に行き二人でひっそり暮らそうとなります。が、それは巨人殺害計画であり、時限爆弾が破裂し彼女は死亡、生き残った男性も悲しい最期を迎えます。
前半で、排泄の問題をどうするかとか、政治家が憲法を持ち出して巨人の人権を保障するシーンもあって、ちゃんと現実的な問題も描かれています。
巻末のあとがきでは石川氏のアシスタントしていた「孤独のグルメ」の谷口ジロー氏が寄稿してます。
#マンガ #復刻
Jason1208
2021/01/03 - 編集済み明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
あまり一般的じゃないとは思いますが、この漫画、一時期ダイソーで、コミックが売られていました。時期的に、東宝映画の「フランケンシュタイン対地底怪獣」、洋画の「プルトニウム人間」とかの影響受けてるかなと思います。
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オマハルゲ
2021/01/04 - 編集済みこちらこそ宜しくお願いします。
まさかダイソーで売られていたとは知りませんでした。
洋画の方ではプルトニウム人間の続編の、ズバリ巨人獣という映画がありますが、プルトニウム人間の時の「怪物化していく苦悩」みたいなのがなくて怪獣映画になってましたね。こっちの巨人獣は笑いも交えて巨人になった悲しみが描かれていて日本的だと思いました。
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