プリズナー№6 フィギュア

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不条理SFとして本館で取り上げております「プリズナー№6」、その主人公の海外製のガレキです。

首から下は一体形成で、台座と併せて部品数3点という出来のいいフィギュアです。台座は劇中のシンボル的な前輪が大きい自転車(ベニー・ファーシングというそうです)が刻まれたもの。「プリズナー~」が好きなのでワンフェス会場で勢いのあまり購入したアイテムです。

 #プリズナー№6 #フィギュア

https://muuseo.com/omaharuge102/items/259

プリズナー№6
  「ここはどこだ?」 “村だ”   「何が欲しい?」 “情報だ!”   「お前は誰だ?」 “№2だ。お前は№6だ!”   「番号なんかで呼ぶな! 私は自由な人間だ!!」 という訳で、今回紹介するのは英国製ドラマ「プリズナー№6」です。 1960年代、007を初めとするスパイ映画が話題になっていた頃、本場英国で人気があった「秘密命令」「秘密諜報員ジョン・ドレイク」という二つのドラマがありました。そこで主人公を演じて人気者になったパトリック・マクグーハンが企画・主演したドラマです。 マクグーハンが演じたジョン・ドレイクを彷彿とさせるある諜報員が上司に辞表を叩きつけることから物語は始まります。直後、自宅で催眠ガスによって拉致され、中世風の建物のあるリゾート地のような場所で目を覚まします。そこは“村”と呼ばれ、№2なる人物によって支配・監視された謎の場所でした。 村人は番号で管理され、№2には絶対服従、全く自由はありません。主人公は№6という番号を与えられ、辞職の裏には何か特別な情報が隠されているだろうと、№2から情報を吐くよう執拗に責められます。 毎回毎回、あの手この手で情報を得ようとする№2とそれに抵抗して鼻を明かそうとする№6との闘いがメインとなりますが、ただのスパイ物のドラマではなく、SFチックで前衛的な内容なのであります。 夢を映像化してその夢に偽の情報を入れたり、人格を入れ替えたりという荒唐無稽なアイディアが次々と出て来ますが、一番インパクトがあるのがノベライズでは「ローヴァ―(巡回者だっけ?)」と呼ばれる、海の底から泡となって浮上し、逃げ出そうとする者を追跡する白い球体。ぶっちゃけ2メートルほどの大きな風船なんですが、ボヨンボヨンとバウンドしながら唸り声をあげ抵抗する相手を窒息させるというシュールな存在でした。 各回の話もバラエティーに富んでおり、無人となった村から筏を作って脱出する話や、いきなり主人公がヒーローとなって登場してロンドンの街を悪の科学者から護る話、果ては全編西部劇なんてのもありました。 面白いのは任務に失敗した№2は更迭され毎回新しい№2に主人公が挑むという点。毎回違う№2を相手に時には追い込まれながら最後は勝利するというのがパターンなんですが、解決しても主人公の置かれた状況は何も変わらず、おまけに視聴者を置いてけ掘りにしたようなシュールなラストが続いて目が点、頭ポカーンです。 最終回を迎え、村の秘密が明かされるかと思いきや、主人公は脱出して村の組織も崩壊するような描写はあるものの秘密は何も分からずに終わるという、今でも語り継がれるドラマなのであります。設定を借りて別物ではありますが続編というかリメイクというか、までされましたもんね。長くなったのでこの辺で。  #懐かしT #TV #SF https://youtu.be/RqAm62U17Pg
https://muuseo.com/omaharuge102/items/259

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