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Miroflex Biotessar 135/2.8 Digital_Virsion
Miroflex A Biotessar 135/2.8 《1929年》
カールツァイス財団がツァイス・イコンをカメラ部門として、最初に発売した折り畳み式1眼レフカメラがミロフレックスです。財団傘下になる前にイーハーゲーが既に開発完成していたものです。
A型は、6×9cm少し小振りな珍しいサイズの大名刺判です。
B型は、9×12cm(シノゴに近い手札判)
折畳みできる1眼レフで、何と最高速度は1/2000秒です。この時代に1/2000現代でも十分通用します。
透視ファインダーを使うクラップカメラとしても使えます。レンズボードは左右に15mm程シフトします。
搭載のBiotessarは、1929年に、Zeiss Ikon社の中・大判カメラ Miroflex に搭載する交換レンズとしては市場供給されています。1931年にはBiotessarがTessarの後継モデルであると紹介されており、開放F2.8から非常にシャープな像が得られ性能的には、Tessar F2.7よりも明らかに優位、F3.5やF4.5まで絞ってもこれらを開放値とするTessarに勝るとも劣らない優れた描写性能であると解説されている。Tessar F2.8は戦後の1947-1948年に新種ガラスを用いた再設計で飛躍的な進歩を遂げ、球面収差と非点収差の補正効果を大幅に改善させている。が、Biotessarはこの改良されたTessar(戦後型)に対してさえ球面収差の補正効果では同等、軸上色収差では勝り、非点収差も肉薄する素晴しい性能を叩き出している。Sonnarもまだ登場していない1920年代半ばに旧来からのイエナガラスのみに頼る設計で、これほどまでに優秀なレンズが実現されていたのは、たいへんな驚きです。
1929年から、Zeiss Ikon社製の中判カメラMiroflex A型の交換レンズとして13.5cm F2.8のモデルが225本、大判カメラのMIROFLEX B型の交換レンズとして16.5cm F2.8が600本供給されたそうです。(spiral氏文献より、抜粋)
https://spiral-m42.blogspot.com/2014/07/carl-zeiss-jena-biotessar-10cm-f29.html
フィルムバックに、ソニーのα ILCE-QX1を直付けし、iPadでリモート撮影が出来るようにしたので、
ピント合わせが非常に楽になり、ダイレクトでデータが残せるのも気に入ってます。
べっこう@
2021/09/18 - 編集済み先日メルカリの方でレンズの描写について問い合わせをしたものです。
出品の方が取り下げられていたため、
こちらの方で連絡を取ることが出来ればと思います。
差し支えが無ければ返信して頂いてもよろしいでしょうか。
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Fortune Lens
2021/09/19べっこう@ 様
わざわざ、お問い合わせ頂きありがとうございます。
作例は、ソニーのレンズスタイルをバックボードに取り付けての写真でしたので、このレンズの性能の1/10も表現出来ていないのでは ………と思い、
最高のパフォーマンスで出品するのが、自分的にも、購入者にも満足がいくものだと思っています。
カメラのシャッターは、生きているものの布引膜の劣化で、
カメラ本体での撮影は無理なので、レンズ単体で撮影しようと思っています。
ジナーSにバルクレンズとして、メカニカルシャッターボードに付けて、撮影しようかと思っています。
高額のカメラでしたので、本体の希少性もありますが、レンズはたった225本しか製造されなかった、超希少レンズです。1929年生まれ御年92歳、2つの大戦を経ているから、現存は100本、50本ぐらいでしょう ………
白内障も、傷も骨折も無いので、まだ現役として活躍してくれそうです。
昭和の時代なら使える方が一杯いただろうけれど、フィルムカメラで撮影したことが無い人が増えた令和の時代には、価値そのもの存在すら怪しいようです。
作例と言われなければ、あのまま出品していたのですが、作例と言われればそれなりのレンズですので、稚拙の腕なりの撮影してから、出品したいと思います。
よろしくお願いします。
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べっこう@
2021/09/20返信して頂きありがとうございます。
Biotessarの作例自体が非常に少ないようなので
作例の方を宜しくお願いします。
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Fortune Lens
2021/09/20 - 編集済みネット上で探したけれど、ありませんでした。自分のレンズの状態がある程度分かりますから ………Miroflex CarlZeiss Tessar 100/4.5の、作例が数点あり、素晴らしい写真でした。性能的には、Tessar 100/4.5の格段に上を行く、スペックだから同等以上の写真が撮れるのでは無いかと思います。旋盤を持っていない時代の購入のカメラなので、そのまま保存していました。現在は、どんなカメラのマウントも制作できるので、時間が出来たらレンズボード作って、ジナーで撮影してみます。他に、ペンタックス67用にマウントアダプターを作るのも有りかなと思っています。こんな感じで、改良してくださる人に使って頂こうと思ってお安く出していたのですが ………販売当時のカメラの価格が、コンタックスのダルマの数倍はしたのでしょう ………225本レンズ製造したけれど、Miroflexに全部搭載したとは、どこにも書かれれていないから、現存のカメラは殆ど無いか、外国の住宅の屋根裏で眠っているのかも知れません。いずれにせよ、幻に近いカメラになっているような気がします。暫くは、自分が使いますので ………
作例、気長にお待ちください。
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