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ピンホールカメラ
ピンホールレンズと言っても、光学ガラスが入っているわけで無いですが……
ボディキャップに、小さな針穴ほどの穴を開けても、写りますが……
公式にしたがって計算して、ピンホールレンズを製作したので、ピンホールレンズとしては、結構綺麗に写ると思います。
《 追記 》
波動光学により、理想的な(径が無限に小さい)点状のピンホールであっても、それを通った光が作る像は点ではなく、光線の回折によりエアリーディスクになります。
被写体を無限遠とし、光の波長を λ、ピンホールの半径を r、焦点距離を b とすると、b=rx r / λ
近距離の被写体に対しては、「c」は、焦点距離、「u」は、ピンホールから被写体までの距離とすると、c=ub/u-b λを550nm(赤と紫の中間である緑の波長で計算、最大視感度は555 nm(緑)での683 lm/Wの近似値使用)
ピンホールカメラの焦点距離は、ピンホールから撮像素子までの距離が焦点距離なので、実測55mmの焦点距離(35mm換算)になります。ピンホールレンズを01.mmから1.0mmまで10種類製作、上記計算式と実測を照らし合わせ、口径0.3mmないし0.4mmが、最高解像度と判明しました。F値は、バックフォーカスの21.5mmを、口径の0.4mmで割って F53.5となります。
晴れた日のASA100の適正露出値は、 F8-1/250(EV14)ですので、F55-約5倍にASA感度を上げれば、手持ち撮影も可能です。