DVD「レインメーカー」

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 1997年製作。『地獄の黙示録』での成功の資産を次作『ワン・フロム・ザ・ハート』ですっかり吐き出してしまって以降のフランシス・フォード・コッポラ監督のキャリアは、それ以前と比較すると、どうも精彩に欠けるような感じが否めないのですが、それでも佳作といってもいいような作品をいくつか製作しており、その中の1本が本展示アイテム収録作でした。
 小説『原告側弁護人』の映画化、ジョン・グリシャム原作の映画は他にも有名な作品は多いですが、観た中では個人的には本作が最も好みです。ただ、それは原作の面白さの差によるもの、というよりも一つには監督の演出力、そしてもう一つはキャスティングの妙、この2点による所が大きいですね。この2点のうち前者はコッポラの力量に尽きる、としか言いようがないのですが、後者はプロデューサーの手腕ということになるでしょうか。製作陣の中にマイケル・ダグラスが名前を連ねており、どこまでキャスティングに関わったかはわかりませんが、本作の成功に寄与したことは間違いないようです。
 そのキャスティングですが、主演のマット・デイモン、クレア・デーンズはともかくとして、ジョン・ボイト、ダニー・デビート、ミッキー・ローク、ロイ・シャイダー、そしてダニー・グローバーのオッサンどもがそれぞれにいい味を出していました。それも、ボイド、ローク、シャイダーはそれまでどちらかというと善人役が多かったのが本作では敵役、若しくはクセのある役、対照的にデビートやグローバーはクセのある役の印象があったので、それだけでも楽しい裏切りでした。
 作品の内容自体やエルマー・バーンスタインの音楽などについては別の機会に述べるとして、収録されている吹替についてですが、その出来云々以前に、そもそも本展示アイテムにはケース裏面にも添付リーフレットにも吹替キャストが表示されていませんでした。これはベラボーなことで、不親切極まりないとしか言いようがないわけですが、幸いにもWikipediaにキャストが表示されているので、とりあえず事足りてはいます。まあ、同作品の再発DVDやBlu-rayは販売元がパイオニアからパラマウントに替わっていますので、その辺は改善されているのかもしれませんが…。主な吹替キャストはタグに表示しておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=X3L4HHwjcxc
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