Glyphaspis capella

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たまにはこんなマニアックな三葉虫はいかがでしょうか?
こちらはグリファスピス・カペラ (Glyphaspis capella) という種であります。

三葉虫にかなり詳しい方でも、???となるのではないでしょうか。産地もこれまたマニアックで、まさかのモンタナ州の産。恐竜化石ならありがちな産地ですが、三葉虫化石としては聞きなれない州であります。ローカル産地のマニアックな種であります。

写真では判断しづらいですが、体色は深い緑色の体色に辺縁はオレンジがかっており、色合いもまた独特です。体型は楕円形で15mmほどと小型。分類上は一応アサフスの仲間のようで、カンブリア紀の産である事も考慮すると、原始的なアサフスの一種である可能性はあるかもしれません。

ちなみに記載者はウォルコット (Walcott, 1916)。確証ないですが時代的には、バージェス頁岩で有名なチャールズ・ドリトル・ウォルコットなのではないかと思います。

一見質の悪い標本に見えますが、頭鞍や頬棘含め頭部の構造は割としっかりのこっていて、わずかに出回っている標本の中では、これでも実は保存状態は良い方です。

現在標本整理をしており、放出をするか否か迷いましたが、微妙な愛着があったのと、地味さ故に欲しがる方は現れないような気がして、キープする事に決めました。

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    Trilobites

    2023/05/26 - 編集済み

    Montana産という珍しい産地の為、コレクションに踏みとどまった感じですね。私の所有している標本も同じようにキリっとはしてません。 所属するAnomocarellidae(科)は。初期のAsaphida(目)、意外と貴重な存在だったりしますね。

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    • こんな珍種まで手を伸ばしておられましたか、流石ですね。
      まだmuuseoにはアップされていないと思いますが、またいずれ、お目見えする時を楽しみにしております。私は全貌を把握しきれていませんが、カンブリア紀の初期のアサフスは中々興味深いものがありますね。

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