銀色ハンバーグ(鶏の品種)@明治の畜産学掛図

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二十世紀初頭の畜産学掛図に載っている、銀白色に黒い模様の入った採卵種のニワトリ。
明治末の養鶏の本
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/841764/59
によれば黒い紋様のところは緑色の光を放つ、とある。銀色の部分も含め、全体にメタリックな光沢のある羽毛をもつ美しいニワトリらしい。
ハンブルク種は多産が特徴のひとつだが、かなり年がいっても卵を産む、という点でも評価が高かったようだ。今日我が国であんまり飼われなくなったのは、雛のときにやや弱いのと、活潑で広いところで放し飼いにするのに向いている、という性質が大量飼育には合わないからなのかもしれない。
なお出典資料については、当研Q所「架蔵資料目録」ブログにて紹介している。
http://lab-4-retroimage-jp.seesaa.net/article/460136977.html

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