黄金の蛇の装釘@最初期の日本薬局方書

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明治十九年の制定当時にあちらこちらの版元から続々と出された、日本薬局方書のひとつの背にあしらわれている、とぐろを巻いた金箔押しの蛇の絵。これは恐らくギリシア神話に出てくる女神ヒュギエイアか、その父である男神アスクレピオスにまつわるシンボルを意識したものだろう。
小型本なのに背バンドがついた革背上製本、しかもこのデザイン。本文も十九世紀らしい古い形の活字と白色度の低いざらっとした手触りの厚手の紙、薬品名も物質名も押し並べて(ややむりやり感のある)漢字表記、しかもラテン語が併記されているなど、どことなく魔導書を思わせてたのしい。
#レトロ図版 #日本薬局方 #薬学 #薬品 #医薬 #ヘビ #明治中期

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    Ore MoMo TaRoU

    2019/11/14

    一度、全部見てみたいです

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    • コメントありがとうございます☆
      この本の中身をご覧になるだけならば、国会図書館デジタルコレクションに公開されています。
      http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/837884

      ただ、決して画質がよいとはいえないモノクロのディジタルデータを画面上で眺めるのと、オリジナルの紙の本を自らの手に取って読んでみるのとでは、やっぱり全く別モノですので、できれば一度は本物をご覧いただきたいものですね。

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