バフレッグホーン(鶏の品種)@明治の畜産学掛図

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二十世紀初頭の畜産学掛図に載っている、採卵種の黄色いニワトリ。標題にはついていないが、トサカが単冠のものが描かれている。
明治末の養鶏の本
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/841764/54
によれば、薄黄色の羽毛が似ていることと身体がほかのレッグホーン種よりも大きいことから、同じく淡黄色の羽毛をもつ肉用種のバフコーチンをレッグホーンと掛け合わせたものと考えられている(英語の辞書でbuffをひいてみると、"a dull pale-brown colour(くすんだ淡い褐色)"とあるが、もう少し黄色みを帯びたものもbuffと呼んでいるようだ)。白色や褐色のものほどには普及しなかったらしいが、その理由は書かれていない。
なお出典資料については、当研Q所「架蔵資料目録」ブログにて紹介している。
http://lab-4-retroimage-jp.seesaa.net/article/460136977.html

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