アンダルシャン(鶏の品種)@明治の畜産学掛図

0

二十世紀初頭の畜産学掛図に載っている、トサカが大きく精悍な感じの採卵種のニワトリ。
明治末の養鶏の本
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/841764/55
によればスペインアンダルシア地方の原産で、イギリスで改良を重ねられた品種。「黒色ミノルカ」と「白色ミノルカ」との交配で生まれたという説があるという。図にあるように青灰色の羽毛が標準的だが、繁殖させると黒いものや白黒まだらのものも一定程度混じるとか。当時は大きな卵をたくさん産むニワトリとして国内各地に広まり、この掛図が出された当時は舶来の鶏といえばこの種、というくらい普及していたらしい。
なお出典資料については、当研Q所「架蔵資料目録」ブログにて紹介している。
http://lab-4-retroimage-jp.seesaa.net/article/460136977.html

Default