Pliomera fischeri

0

これは二代目のプリオメラで、当初からかなりアラが目立った。
しかし、これ以上に姿勢のよい、頭部の造作が理想的な、ハイポストマまでついた標本はなかなか見当たらない。
このプリオメラという種類は、かつてはそれなりの数が出ていたのに、最近ではふっつり見かけなくなった。
今後はどんどん稀少になっていくのではないか。

本標本は一見ぼろぼろだが、その目をルーペで見ると、微細な複眼の構造が保存されてる。
これもやはり私がこの標本を手元においている理由のひとつだ。

というわけで、いろいろと見どころの多い標本であることは確かだが、やっぱりどうしても気になるのはその全体のくたびれ具合と、母岩から外れている点だ。
これはまあ、諦めるしかないですね。

全長:40mm

Default
  • File

    Trilobites

    2024/03/02 - 編集済み

    ラベルが博物館の古い標本みたいで、良い感じですね。何故は私の場合は、本種は真っすぐに伸びた個体を手放して、ウネウネしてたり、完全に丸まっている個体をコレクションしてますね。本種の掘りの深さなどは、その方が特徴をとらえている感じがしたからです。

    返信する
    • File

      ktr

      2024/03/02

      ラベルの件、ありがとうございます。
      じつをいえば、この二代目より初代のほうがあらゆる面でよかったんですが、そのあまりのよさのために、他の標本と釣合いがとれなかったので、あえてこの状態の悪いのと入れ替えたという経緯があります。
      いま思えばじつに惜しいことをしました。
      これなんかも私の愚かしさの表れですね。

      返信する
  • File

    trilobite.person (orm)

    2024/03/03 - 編集済み

    初代の感じ覚えてますね。
    間違いなく私の好みの見た目の種ですが、未だ入手していません。おそらく最初に見慣れ過ぎたからだと思いますが、数が少なくなっているのなら、購入タイミングを完全に逃してしまったようです。

    返信する
    • File

      ktr

      2024/03/03

      あれを覚えておられるとは、嬉しいような、恥ずかしいような……
      あのころはああいうのはいくらでもあったような気がしますが、いつのまにか消えましたね。
      いまネット上で3点ほど確認していますが、状態がよくないか、高すぎるかで、あまりお勧めのものはありません。
      FFストアあたりが入れてくれればいいんですが、あそこは値づけが良心的なので、いいものはすぐに売れてしまいますね。

      返信する