Norwoodia bellaspina

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ユタのウィークス層から出たものだが、こんなに奇妙な標本はほかにない。
母岩は薄く切り取られていて、表と裏とで色が全く違う。
表側はほぼ平らで、すべすべしていて、赤味を帯びている。
その中央にすばらしく保存のよい三葉虫が鎮座ましましている。
どうみても作り物としか思えない。

この産地のほかのものも、写真でみるかぎり、似たような感じだから、こういうものだと思うしかないだろう。
とにかく現実離れしていて、あえていえばファンタスティックだ。

この標本では尾部が欠損しているが、なにしろ小さいので、気にすれば気になるし、気にしなければ気にならないといった程度。

サイズはトゲ込みで17㎜。

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    trilobite.person (orm)

    2023/04/02 - 編集済み

    本種は母岩と抱き合わせで考えて、数多の三葉虫の中でも、ベストデザイン種の1つですね。私は『この種は、他の三葉虫の種の何々に似ているなな』どと考える癖があるのですが、本種はユニークさ故に、他に喩える対象が見当たりません。まさに、ファンタスティックという他ないですね。
    この標本の尾部の欠損については、私は説明文を見るまで気が付かなかったので、気にならないレベルですね。

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      ktr

      2023/04/02

      これはいまのところ私のウィークス入門種であり、同時に到達点になってしまってます。
      他に手を拡げている余裕がないというのがいちばんの理由ですが、本種だけでもウィークスを代表させるに十分ではないか、という気持もあります。
      本種に似たのにゲロスピナがありますが、あれを買ってしまうと、自動的にウィークス探求のスイッチが入ってしまうので、敬遠しております。

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