Gibson:J160E '92

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J160E。…こと"John Lennon仕様"という観点に於ましては、この’92年製の一本は細部まったく異なるもので、また歴代のmodelにありましても異色と言えるディテイルが何故か変質者的に好きで、ライブでも重用長く愛用しました。

一般的なJ160E的に異なります点は・・・

*スモールヘッド
*P100(ハム)搭載
*シングルロゼッタリング
*固定式サドル
*単板(=鳴り)
*Xブレイシング(=鳴り)
*エンドピン・ジャック

…と、サウンド/シルエット的にはJ45に近い様な気がします。普通に良好な響きで鳴ります。エレキ弦を張っても、生でも電気を通してもあのジャリジャリ独特なざらついた響きは皆無で初期ビートルズ・サウンド再現には至りません。

Bオタはどうしても「John仕様こそ正義!」と、そう言う"Beatles Gear"観点から見ればリッケンバッカーのBシリーズ〜Vシリーズ同様「ちょっと違う・・・」とリイシューとしては煮え切らない拘りの希薄な物足りなさを感じさせてしまいます実に中途半端なmodelながら、楽器としましては立派な進化系・新境地として捉えられるかと思います。(*そう言う意味では長年の愛機'82年製 リッケンバッカー320もハイゲインPU搭載/グローバーペグ/ボディシェイプ・構造と傾向が同じと云えます。)

…でもやはりJ160Eに求めるものは、よく言えばあの無骨さあの鳴らない鳴り(変な表現)であるのでしょう?このP100/J45的仕様は早々に以降オリジナルに準じた仕様に回帰することと相成ります。

*2(リハ中)/3(本番中)枚目の写真はBEATLESアコースティック・ライブをした時に別途サウンドホールにアコギ用PUを装着して、弦も普段のエレキ用からアコギ用へ換装(4枚目写真、ライブ事前に現地工房さんでリペア中)し臨みました。普段バンドセットではやらない『Julia』や『Across The Universe』『I Will』果ては『While My Guitar〜』デモver.とか実に気儘で楽しかったです^^ 個人的には初中期の2部cho.『I'll Follow The Sun』『If I Fell』や『We Can Work It Out』、3部の『Nowhere Man』『This Boy』ウ〜ア〜『Michelle』なんかのコーラス曲がやっててとても気持ちよかった思い出♪

#gibson #J160E

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