音樂之友 1952(昭和27)年 7月号 第10巻第7号

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音樂之友 1952(昭和27)年 7月号

「音楽家 百面鐿」というタイトルのなんと12ページに及ぶ大特集は、

・諏訪根自子さんの生い立ち
・諏訪根自子さんはこんな方
・かたい蕾の花
・諏訪根自子を語る
・諏訪根自子論

から構成されています。

評論家の牛山充氏による生い立ちからのストーリー、マネージャー末正芳子さんによる最新アメリカ/ハワイ〜国内公演の内輪話(ここからの幾つかの逸話は萩谷さんの書に掲載されている)、遡った戦前在欧時のイタリアでの朧げな記憶=ソプラノの三上孝子さんの追想。母上のたきさんの「語る」は『音樂-THE MUSIC』誌'49年 5月号に掲載されていた「根自子を育て」と傾向が似ています(…使用されたお写真も一緒)インタビュー形式・・・

大変充実した号となっております。

その他にも、先に掲載しました同年四月十五日の日比谷公會堂でのコンサート・インプレやラジオ放送の事などが掲載されている。
https://muuseo.com/nine_o_nine/items/28?theme_id=39620

#諏訪根自子 #NejikoSuwa #音楽之友

1952(昭和27)年 4月15日 日比谷公會堂 公演 プログラム/入場券
昭和27年4月15日の公演プログラム。 会場の記載なく不明です。ピアノ伴奏は野辺地瓜丸(勝久)さん。珍しい大判A4サイズ。表紙のお写真がいいですね? ⬇︎ '23/3/8 会場判明しました! 入場券を添付しました。日比谷公会堂でありましたね?喉の奥の小骨が取れた様にスッキリしました^^ また演目が変更されている事も、パンフレット記載からわかります。 *『アリア』 ⇨ 『ハバネラ形式の小品』 *更にアンコール後にもう2曲が演奏された様です。1曲は『ロザムンデ(イ)』、シューベルトでしょうか? もう一曲は不明。 '24/11/6 『音楽之友』誌同年七月号にこの演奏会のお写真(3枚目)と音楽評論家 大木正興氏とソプラノの大谷洌子さんのコンサート評が対談の形で掲載されております(7枚目)。恐らくお二方様とも根自子さんとはご面識はあられないのでありましょう?よく見られる'音と性格(推測)'を重ねた感想を述べられているのが印象的。演奏曲目に関する大木さんの推察はなかなか的を得ている感もあり興味深い。 尚、同号は大々的な諏訪根自子さん特集(過去から直近のトピックスまで)が組まれており大変読み応えがあり資料としましても大変秀逸です。しかしその特集中記事にもありましたが、この対談でもあまり肯定的な感想はなく逆に"逞しい""がっちりしている"と一般的な印象から大凡かけ離れた記載が共通して見られ、その特集記事「諏訪根自子論」(*後ほど別途掲載予定)の推察通りもしかしたら奏法・ご表現の過渡期にあったのかも知れません・・・。 今後、あらたな音源の発掘に期待したいところであります。 #諏訪根自子 #nejikosuwa #野辺地瓜丸
https://muuseo.com/nine_o_nine/items/28

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