- Camera Museum
- 1F 日本のカメラ/レンズ
- フジカ FUJICA 35-EE / FUJINON 45mm f1.9
フジカ FUJICA 35-EE / FUJINON 45mm f1.9
フジカ Fujica 35-EE / FUJINON 45mm f1.9
フジカの35シリーズの35EE、最速1/1000秒のシャッターが切れる、シャッター優先の絞りオート、超高級カメラです。
スタイルはこの頃の35シリーズ共通で、底板に付いた巻き上げレバーが「Fujica35シリーズ」の共通 した特徴です。ギアの感触、バネのテンション等、非常にスムースで一級品の出来映えです。
巻き戻しは90度振ってサイドにある。そのおかげで大きな露出計とピントリングを軍艦部に組み込めるスペースが生まれています。
フジノン4.5㎝、F1.9はこの時代の名レンズの一つです。
搭載のFUJINON 45mm f1.9は、ライカのズミクロンを凌ぐ性能のレンズです。
カリカリではないが周辺まできちんとしたピントで、コントラストはトーンジャンプが無いから一見は穏やかだが、実は途中の諧調をしっかり再現する優れもので、つぶれが少ないです。
距離計は、プリズムを使った豪華なもの、基線長も長く精度が高いです。
露出計は大型で、明るさに応じた針の振れをカムで絞り位置として伝え、シャッターを押すトルクで絞り込むタイプです。
正面向かって右にあるボタン型のレバーは、シャッター速度をバルブにする時のロック解除、EEが連動しなくなるのでご操作を防ぐためです。