NIKKOR-Q.C 5cm F3.5

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日本光学は自社のカメラを立ち上げる前に,レンズの製造と販売を始めていたのです。
戦後最初に販売されたニッコールレンズは,キヤノン,ついでニッカに供給された 5cm F3.5 レンズで、ライカスクリューマウントのレンズです。
レンズの設計としてはシンプルな、エルマー・テッサー型で,絞りが第1レンズの直後にあることから,強いて言えばエルマー型、沈胴レンズが最初です。(エルマー、シムラーと、撮り比べがしたいと思っています。)
写真の固定鏡筒のこのレンズは、2番目のレンズです。第2レンズの後ろに絞りを置いたテッサー型となっています。
他には,赤字のCマークが示すようにレンズにはコーティングが施されていて、このレンズが国内では最初にコーティングを施されたレンズです。

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