マイク・オールド・フィールド (Mike Oldfield)
マイク・オールド・フィールド(Mike Oldfield)のチューブラー・ベルズ(Tubular Bells)は最も完成された音楽アートと言える。全ての楽器を 一人で演奏している。勿論、オーバーダビングである。もともとは自然をイメージして作られた曲である。しかしながら、エクソシストというオカルト映画に使われたことで、その真意は完全に消えてしまった。後年、マイク・オールドフィールド自身が 「あんな恐怖映画に使われたのは残念だ。だってあの曲は、ゆったりとした美しい自然を表現したものだから・・」と反発している。後半の盛り上がり、そして最後のチューブラー・ベルズの音は感動的だ。
もともと、Virgin Record第一弾の新人アーティストだったマイク・オールド・フィールドはエクソシストでの使用について、無断で使用されたと言っている。新人だから構わないということで、無断使用されたのかもしれない。しかしながら、チューブラー・ベルズ(Tubular Bells)がエクソシストで大ヒットしたことは事実であり、当時の新人アーティストの力ではここまでのヒットは無かったとも言える。
なお、2012年ロンドンオリンピックの第二部でマイク・オールド・フィールドがチューブラー・ベルズを演奏したのには驚いたが、それよりも、ウィキペディアの2012年ロンドンオリンピックの文面に更なる驚きがあった。
「・・・小児病院のシーンでは、冒頭に『エクソシスト』のメインテーマ等をマイク・オールドフィールドが演奏。」
何とメインテーマになっているではないか!マイク・オールド・フィールドはここでも無視されたようだ!
※マイク・オールド・フィールドはTubular Bells、Hergest Ridge、Ommadawnを三部作と言っている。