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- 12F Konica ARマウントレンズ
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HEXANON AR 24mm F2.8
Hexanon AR 24mm F2.8はコニカが市場に投入した広角レンズのなかでは最後の焦点距離でした。登場したのはAutoreflex T3の頃ということなので1973年ころだと思われます。1960年に小西六最初の一眼レフカメラとしてKonica Fが登場して以来,10年以上も24mmの画角のレンズがラインナップされていなかったというのはすこし興味深いものがあります。21mmはARマウントに移行した1965年頃には市場投入されていたようなので,24mmは中途半端な画角ということで先送りにされていたのかもしれません。
24mm F2.8は最初はEE版が登場しますが,すぐにAE版に置き換えられます。これらはいずれも最小絞りはF16でした。その後,最小絞りがF22で,より小型で軽量になったバージョンが登場します。最後のバージョンはTokinaによるOEMという噂があるようです。ただ,OEMレンズについても設計はコニカがやっていたと囁かれています。最小絞りがF16のバージョンもかなり数は少ないようですが,F22のバージョンはさらに少ないようです。F22のバージョンが登場したのは1982年頃のようでコニカが一眼レフから撤退をするまでに十分な期間がなかったことも数が少ない理由だと思われます。
このレンズには28mmと兼用の角形フードが用意されていました。かぶせ式でフィルター枠の外側からネジで締め付けて固定するタイプですので,向きをきちんと考えて固定しないと,簡単にケラれてしまいます。フード本体は金属製でその内面には植毛がされていて丁寧な作りのものです。
手元の個体は最小絞りがF16のAE版で24mm F2.8の中では一番多く流通したものだと思います。ちょうどこのレンズを入手した時に偶然にもとても状態のよい専用フードがヤフオク!に出品されていたので思わず入手してしまいました。下手をするとHexanonの普及タイプのレンズとかわらない値段ですが,それほど多く出回るものでもないのでしょうがないと言い訳をしています。
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