『滋賀県自然誌』別冊P309~P385 鈴鹿山脈(近江カルスト)の二畳紀化石群について

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「滋賀県自然誌」という本編と付図付表編からなる大著があるのですが、ここから鈴鹿山脈の秩父古生層についての記述を抜粋した書籍です。滋賀県と三重県に跨る(一部岐阜県も)鈴鹿山脈には、ペルム紀前期の近江カルストと呼ばれる地層が残ります。三葉虫に関しては権現谷の珪化した標本が有名で、世界的に見ても貴重な最も新しい(三葉虫にとっては最期)時代の産出の一つです。このエリアの詳しい産地情報を含む情報は、この書籍以外では余り例が無く貴重な情報源です。国産化石の各種著種でお馴染みの大八木氏が採取した数々の標本も掲載されています。

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