Specaal Papers in Palaeontology No,58 Himalayan Cambrian trilobites

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市場では全く見た事が無い産地も書籍では情報として存在しますのが、インドとパキスタンに跨るカシミール地方のカンブリア紀の三葉虫もそれにあたります。カシミール地方は、中国を加えた3国が帰属を争い、常にキナ臭いエリアなだけに観光など縁遠く、日本人には馴染みが薄いエリアであります。この書籍からは20世紀の初頭には三葉虫が確認されており、ザンスカール渓谷、ラダック、小ヒマラヤ(マハーバーラト山脈)のクロルタルベルトとかなり広いエリアに点在している事が分かります。紛争が沈静化して、このエリアの三葉虫が入手できる日が果たして来るでしょうか。

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