- trilobite.person Museum
- 2F Ordovician period
- Undetermined species
Undetermined species
中国の三葉虫は未だに見たことのない種も多く、根気よく市場のウォッチを続けていると、気になる種がポツポツと登場します。
そんな種の一つ、中国雲南省の保山市 (Baoshan) のShihtian累層産の謎の三葉虫です。雲南のBaoshanといえば近年Pupiao累層の三葉虫が市場に放出されていたかと思いますが、調べる限りでは、Pupiao ≒ Shihtian累層であるように思います。調査不足なので間違っているかも知れず、差し当たり、話半分で受け取っていただけるとありがたいです。また時間がある時にでも、追って報告します。
この産地の三葉虫は面白い形態の種も多く、皆惹かれるのか微妙に競争率が高く入手に苦労します。ebayを見ていると、最近ではDionideやCyclopygeの一種、illaenusらしき種などが、市場に登場しているようですね。
本種は、長い頬棘および尾部の一対の棘をもち、更に尾部後端からも小さな棘を持つようです。目と目の間は離れており、コミカルな顔貌をしております。本体のみで5mm、尾棘含めても8mm程度と、小指の爪の先ほどの非常に小さな三葉虫なのですが、全体的に興味深いフォルムをしており、このサイズなのに存在感があります。
全然時代も産地も異なるのですが、まるで広西チワン族自治区、カンブリア紀末産のGuangxiaspis guangxiensisの幼楯体のようにも見えます。比較用に、手持ちのG. guangxiensisの画像を7枚目に掲載しておきます。
この産地の他の種含め、とても気になる種です。
Trilobites
2023/08/31 - 編集済み狙いは一緒でしたね、実は次点が私でした。同時に出ていた、もう一体も敗退しました。小さいながらも久しぶりに気になる種類が登場した感じはありますね。今後どれくらい供給されてくるか不透明ですし、今のうちに抑えておいた方が良さそうな種類なのですが、賭けはどう出るか分からないですね。名前も科も不明な新種が未だに出てくる産地なので、今後も注目していきたいです。
1人がいいね!と言っています。
trilobite.person (orm)
2023/08/31Trilobitesさんと競ってしまっておりましたか。やはり皆、おっと思うものは、ある程度かぶってしまいますね。最近は全体的に魅力的な出品が少なめなので、なおさら皆集中してしまう傾向にある気がします。
サイズの小さな種は比較的産出が続く気がしますが、例によって、中国産は読めないのでいつ突然終わるやらで怖いですよね。
この種に関しては、サイズがやや大きめで楕円形で胸節がやや多めにも見える、若干違う形態のような個体も出品されていますね。同種であれば、ひょっとして、あちらが成体・完楯体なのかな?などと思っています。
1人がいいね!と言っています。
ktr
2023/08/31 - 編集済みこれはいつかちょっと話題に上がったものですね。
ormさんが入手なさったのを知って嬉しく思います。
こういうのはなかなか出てこないので、もしかしたら、これっきりということも考えられますね。
trilobite.person (orm)
2023/09/01ありがとうございます。
そうです、ちょっと前にktrさんと話題にしていた標本ですね。
Trilobitesさんと競ってしまいましたが、ともあれ、私が入手することになりました。
実は他に成体?(といっても1cm足らず。これが本当に幼体であるのならば)らしき標本も、安く手に入れることができました。
また届けばこちらで紹介します。