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キャノンの礎を作ったレンズ 「セレナー50mm F1.8」
キャノンが1951年(昭和26年)、「セレナー50mm F1.8」を発表しました。
標準レンズでガウス型の欠点とされていた、コマ収差の影響によるフレアの発生を抑えることに成功した、近代光学史にその名を残す名作レンズです。このレンズでの理論展開により、対称型でありながらコマ収差はゾナー50mmF2程度しかない独自設計のキヤノン50mmF1.8ができあがり、それまではゾナー型が有利とされてきた標準レンズも、ゾナー型と対等に利用されるようになりました。現在発売されている標準レンズの殆どはガウス型が占めています。
その歴史に残る名作レンズ「CANON LENS 50mm F1.8 」の改良Ⅱ型(1956年発売)です。