Muuseo Times ベートーヴェン生誕250周年
こんにちは。Muuseo編集部の伊藤です。 突然ですが今年、2020年は音楽界ではビッグイベントの年なんです! 2020年はベートヴェン生誕250周年のメモリアルイヤー クラシック音楽ファンの方もそうでない方も、おそらく老若男女誰もが知っている、おなじみジャジャジャジャーンで始まる交響曲《運命》、ピアノといえばの《エリーゼのために》など、幾多の名曲を生み出した偉大なる作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。 今年は、ベートーヴェン生誕250周年にあたり、記念CDの発売や様々なイベント、各種コンサートなどが行われているいうことで、今回は、皆さんから寄せられたベートヴェン関連アイテムとともに、このメモリアルイヤーをMuuseo的にお祝いしたいと思います。 東ドイツ 1952年 ベートーヴェン死去125年 コレクションオーナー:ともきち さん https://muuseo.com/stamp/items/416 7歳なのに6歳?!憧れのあの人の背中を追いかけて 1770年12月16日、祖父も父も宮廷歌手という音楽一家に生まれたベートーヴェンは、幼い頃より父の厳しいピアノ指導を受け、めきめきと上達してコンクールを開くまでになりました。そのとき父は、7歳だったベートーヴェンを6歳と発表したといわれています。当時、ベートヴェンより14歳年上ですでに6歳のころから天才と言われ活躍していたモーツァルトを意識してのことだったとか。 4歳、5歳のころから、寝ているところを起こされたり、時には叩かれて泣きながら練習していたというベートーヴェン。才能の裏で涙ぐましい努力もあったんですね。 モーツァルト コレクションオーナー:横浜黄昏 さん https://muuseo.com/yokohamatasogare/items/202 (ベートーヴェンはこの背中を追いかけたのか…)ベートーヴェンはモーツァルトのことをとても尊敬していて、曲作りにも多大な影響を受けていたといいます。ウィーンで憧れのモーツァルトの前で演奏したときには、モーツァルトはベートーヴェンを天才だと褒め称えたとか。後世にこれほどまでに名を遺すこととなった2人の出会い、想像するだけで鳥肌が立ちます。 生涯の引っ越し回数は79回。理由はご近所トラブル?! ベートーヴェンといえば、癇癪持ちでなかなか激しい性格だったともいわれています。 そのベートーヴェンが56歳で生涯を閉じるまでにおこなった引っ越しの回数は79回だとのこと。年平均2回です。引っ越し理由はご近所さんとの付き合いがうまくいかなかったとも言われています。 確かに、教科書に載っていたこの銅像のような顔が日常だとしたら、少し近寄りがたい感じもしますね…。しかし、常に燃え尽きるような創作活動をしていたベートーヴェンにとって、環境を変えたくなるのはわからなくもないような…。 ベートーヴェン銅像ブロンズカラー コレクションオーナー:chosuke さん https://muuseo.com/chosuke/items/97 髪を振り乱し、いつも厳しい顔をしているイメージのベートーヴェンですが、その生涯はやはり苦難も多かったことでも知られています。指導者である父の暴力や、早すぎる母の死、愛する人との離別や甥っこの親権騒動など…そして、ベートーヴェンを襲った恐ろしい病が「難聴」でした。しかし、そんな苦悩を振り切るように、次々と傑作を世に送り出します。 自ら完成を聴くことのなかったベートーヴェン最後の交響曲「第九」。お気に入りの1枚を選びたい。 年末に演奏されることで有名な《第九》。この第九が完成したころ、当時54歳のベートーヴェンの耳はすでにほとんど聞こえていなかったといいます。そんなベートーヴェンの生涯を思いながら、私も今年はクラシックデビューしてみたいと思います。 《第九》が収録されているレコードやCDは数えきれないほど発売されているので、何から聞けばよいかと悩んでしまいますが、「クラシックといえばカラヤン」からまず始めてみようかと…。クラシック通のみなさん、聞き比べなど、ぜひおすすめがあったら教えてください! ベートーヴェン/交響曲第九番ニ短調作品125 コレクションオーナー:ts-r32 さん https://muuseo.com/ts-r32/items/862 メモリアルイヤーをもっと楽しむアイテム 「クラシックはあまり触れてこなかった」、「ベートーヴェンは聞いてこなかった」という方も、楽曲を聴くのはもちろん、文献で楽しむもよし、Tシャツを着てベートーヴェンになりきるもよし、このメモリアルイヤーをきっかけに、ぜひ一緒にベートーヴェンを楽しみませんか♪ 朝比奈隆 ベートーヴェンの交響曲を語る 朝比奈隆著 東条碩夫編 コレクションオーナー:woodstein さん https://muuseo.com/woodstein/items/22 Tシャツ ベートーヴェン コレクションオーナー:KENZO さん https://muuseo.com/kenzo5891/items/80 #教えて #ミューゼオ
chirolin_band
2021/06/08 - 編集済み演奏上の難所の話など、当時はベルリン・フィルでもそうだったのか、といったところが興味深かったです。
(大昔、アマチュアのホルン吹きだったこともありましたので)
個人的には、1970年代に毎年東京公演に来てくれて聴きに行った頃が一番印象に残っています。「エロイカ」など、巨匠風ではなく正に「アレグロ・コン・ブリオ」で感動しました。
当時の大フィルは技術が荒く、ブルックナーになると傷が多くてちょっとキツかったです。8番は初めて聴いたこの曲の生演奏だったので、堪能できました。
日本のオケの水準は、とても上がったと思います。
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woodstein
2021/06/08 - 編集済みchirolin_bandさん、コメント有難うございます。所詮私は素人ですから演奏上の細かいことはわかりませんでしたが、素人は素人なりに楽しめる内容の一冊でした。あと、朝比奈のブルックナー演奏は世評が高く、私も何点かCDを所有しており、いずれこのミュージアムにも展示したいとは思っているのですが、仰るとおり70年代の大フィルの演奏は、少なくとも90年代のそれとはかなり巧拙に差がありますね。また、大フィルは朝比奈の手兵でしたのであまり悪くは言いたくないですが、やはり同じ朝比奈が振ったものでも新日本フィルやN響の演奏よりは見劣りがしたような気がします。
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