メトロポリス
御多分に漏れず、私もこの映画はジョルジオ・モロダー再編集・製作版を最初に、いやそれ以前にミュージック・クリップを観た口ですので、映像は伝統あるクラシックムービーなのに、ポップ・ミュージックの引き立て役にさせられてしまっていた、という印象でした。この辺は、モロダーの音楽プロデューサーとしての非凡さの面目躍如だったのでしょう。まあ、その付加音楽の是非はともかくとして、このモロダーの行動がきっかけとなって、後に本作の新たなフィルムが見つけられるなど、フリッツ・ラング監督が本来観客に伝えたかった形に近づく方向でこの映画が復元されていったのは事実ですので、そういう意味ではそれなりに価値のある仕事だったといえます。
#DVD #淀川長治 #メトロポリス #フリッツ・ラング #ジョルジオ・モロダー
tantan121212
2019/07/21自分もミュージッククリップを見て知った口です。
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woodstein
2019/07/21tantan121212さん、コメント有難うございます。本アイテム紹介文では、一応モロダーのことをそれなりに称賛はしたものの、彼とデヴィッド・フォスターというとは私にとっては愛憎相半ばする存在で、そのことに関しても様々に言いたいことが多々あります。ですが、それはいずれその機会が訪れたときに、ということで…。
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nutotsuka
2020/06/28初めて観たドイツのサイレント映画です。強烈かつ深く感銘を受け、戦前のドイツ映画を手あたり次第見るきっかけになりました。
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woodstein
2020/06/29nutotsukaさん、コメント有難うございます。戦前のドイツ映画は、このフロアでも『ヴァリエテ』『M』を展示しましたし、あと私が観たことがあるのは『嘆きの天使』『會議は踊る』『最後の人』などがありますかね。もっとも映画を観ていた頃、ドイツ映画自体を見る機会にあまり恵まれなかったので、nutotsukaさんほどは詳しくはないようです。
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