Sphaerocoryphe robusta

1

何年も三葉虫を収集していくと、多くのコレクターはSphaerocorypheという種類を気に掛ける時期はあると思います。ただ、この1㎝程度の小さな種類は、簡単に入手できるような種類ではなく、憧れの収集対象である事が多いのでないでしょうか。それだけの存在感のある頭ボールの奇怪さは、全三葉虫の中でも際立った存在と言えます。この注目すべき頭ボールの用途は、抱卵嚢や胃など諸説ありますが、三葉虫の生態機能が集結していた頭部で重要な役割を果たしていたことは事実だと思います。Subfamily(亜科)レベルで Deiphoninaeという殿堂級の種類に近縁という所もコレクターに惹かれる要素を兼ね備えていると思います。

Default
  • File

    Trilobites

    2020/06/14

    ORM 2019年11月01日 18:25
    憧れの種ですね。今は懐かしMF祭りで、数個体が破格で出回ったものの、もはやあんな機会は二度と無いですね。小さい種ですが、単位mmあたりの価値は、あらゆる三葉虫の中でも最大級だと思います。その見た目の面白さで、小ささが全くマイナスにならない種ですね。

    2019年11月01日 22:28
    > ORMさん 
    そのMF祭りで破格で買った標本です。この標本は、ややサイド気味なので、他の収集家が敬遠したのか、もっと凄い標本に予算を回したかで、私の元にやってきました。頭もつぶれてなく、全身も残っていて私はこの様な標本は嫌いではありません。この種類、あの祭り以来、市場には滅多に出てこなくなりましたね。

    シェルティ2019年11月25日 03:11
    お久しぶりです、こんばんは。
    本種は愛嬌があって憧れですね。
    ボールの中身は諸説あって興味が尽きないですね。
    不思議なのは既存の説通りだとすると、生命に関わる重要な器官が詰まった部位が外敵から一番目立つように進化したというところです。
    逆にトカゲの尻尾ではないですが、頭を目立たせてわざとボール部分を犠牲にして本体は助かるように進化したというのなら納得はいくのですが、想像するだけでも楽しいですね。

    2019年11月25日 20:46
    > シェルティさん 
    頭ボールの用途は、本当の事は学者でも想定ですから、私たちコレクターの想像が実際は合っているなんてことも十分あり得るでしょうね。自切に関しては、トカゲだけでなく節足動物では極普通の行為ですね。ただ頭を失った個体を見たことが無いのと、最重要な頭を紛失して生き延びれるかとは思いますが、本当の使い道が分かる証拠が出てこなければ、どう解釈しても自由ですね。

    返信する