ナショナルジオグラフィック日本版2005年5月号

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「化石ビジネスの最前線」と題しビジネスとして成立している「化石」の国際取引の現状についてレポートされています。私もそうですが採取者を兼ねないコレクターは、購入してコレクションするのですが、それは流通の終着点であります。そこまでの道のりは、最終消費者は知らなくても、現地の採取者、クリーニングする人、流通させ販売する人など多くの人々を経由することになります。また化石には、コレクションとして高額な美術品の様に取引されてしまいますと、学術的価値における研究者とのバランスが難しく、どの様に共存していくかも課題があります。多くの課題を抱える化石ビジネスに切り込んだ記事に、一コレクターとして深く考えさせるものがあります。記事では、採掘中に事故で無くなったモロッコの三葉虫採取者の未亡人、三葉虫採取で生計を立てるモロッコ人など登場します。

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