Pere Ubu “Cloudland”

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Pere Ubu 単独では9枚目のアルバムです、”Cloudland” ❗️この時のメンバーは、何と!あのChris Cutler (Dr)も参加 、それ以外にはJim Jones (G, Vo), Scott Kraus (Dr), Tony Maimone (B, Vo). Allen Ravenstine (EML Synth, Vo), David Thomas (Vo)で、それに加えてStephan Hague (Kbd)も参加しています。だからと言って、ダブル・ドラムと言う訳では無さそうです。しかしながら、音はタイトになっています(これはプロデューサーの力量かと思いましたが、イギリスとアメリカで録音されていますので、そう言う訳でもなさそうです)。タイトルは「どんよりした土地(街)」と言った如何にも鬱っぽいんですが、内容はそうでも無いです。ただジャケなんかかは「青空」が返って空々しくなる程病んでいる感じがしますね(彼等の得意の反対感情や諧謔精神の発露ですね) 。例えば”Love, Love, Love”では「私はそんなの信じない」と歌い、”Cry”では「明日に嘆き、今日に嘆く」と歌います。また”Bus Called Happiness”はタイトルからしてそこはかとないバッドエンドの予感があります。そこに漂っているのは、曲がどんなに楽しげでも、David Thomasが、自らを道化として、ネガティブなことや不条理なことを演じていることによる悲しみなんです。楽しげに歌えば歌う程、悲しくなります。なので、私はPere Ubuのことを「世界一悲しい」バンドと呼んでます。このことを認識できると、Pere Ubuのこと、David Thomasのことがよく分かると思います。あと、このアルバムでは初期の実験ロックに回帰した、タイトなビートも聴けますので、音だけでも充分楽しめます。しかし、Allen Ravenstineのシンセは良いなあ。こんなシンセの使い方、今では当たり前かも知れませんが、当時は画期的発明でしたね。それからこのアルバムの代表曲”Waiting For Mary”は名曲なので、是非とも聴いてもらいたいですね。そんな訳で、Pere Ubu、聴いてみますか?(ま・さ・か‼️←YMOのネタです)

A1 “Breath” (3:58)
A2 “Race The Sun” (3:25)
A3 “Cry” (2:33)
A4 “Why Go It Alone?” (2:49)
A5 “Waiting For Mary” (3:29)
A6 “Ice Cream Truck” (2:48)
A7 “Bus Called Happiness” (3:13)
B1 “Love Love Love” (3:28)
B2 “Lost Nation Road” (2:16)
B3 “Nevada!” (3:20)
B4 “Flat” (2:23)
B5 “The Waltz” (3:30)
B6 “Pushin'” (2:27)
B7 “Monday Night” (2:15)

A7 “Bus Called Happiness” (3:13)
https://youtu.be/osRSDI6nY4o?si=-cwmtu10yns8D9of

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=PLMAumqZimnsYeGbw56UO3uWDZJn3nk0TN

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