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V.A. “Die Neue Tanzmusik Ist …Das Da! 2”
この頃は、NDWモノを集めていたのですが、このコンピもそんな中の一つでした。1983年リリースなので、NDWとしては、やや後期のメンツになっており、知っているグループは少なく、遅れてきたバンドが集められている感じは否めなせん。Trio, Yello, Abwärtsなんかは知っていますが、それ以外のバンドやアーティストは殆ど知りません。だからこそ、面白いのですよ。まあDie Neue Tanzmusik Ist Daシリーズの第二弾ですので、そのタイトル通り、ダンス出来るようなノリの良い曲を集めたと言う印象ですね。如何にもNew Waveらしく、多くのバンドはシンセやキーボードを使っていますが、Trioなんかはいつもと変わらず、DrsとGとVoと言う編成で、どんなバンドより白痴的で先進的ですね。Spider Murphy Gangはエレピを軸に据えているが、余りニューウェーブっぽくは無いです。Extrabreitはパンク上がりのNDWって感じですね。リズムマシンを使った曲を提供しているTom Robinsonは、英国バンドのTRBのTom Robinsonでは無さそう紛らわしい。Yello & Joy RyderやZero Zeroはこの企画にピッタリなニューウェーブなダンスチューン。Ente Vogtsは男女混合Voでチャーミングな洒落乙な曲。Joachim Wittは1980年代にはヒット曲を飛ばしていた大物アーティストみたいです。B面に行って、Jowollは5人組で、女性Voとスパイシーなオルガンが性急なビートに乗ってカッコいいです。Markusも独逸ポップミュージック界では有名らしいです。GeistererやAbwärtsはこのコンピの中では、パンク〜ポストパンクなG, B, Dr, Voと言う編成。Axel B.は本名Axel Breitungで、宅録っぽいシンセ・ポップですね。ピコってます。Eigelbは全く情報はないんですが、Saal 2のようなNDWな曲。NovalisはあんまりNDWではないギターバンド。SpliffはなよッとしたVoにクセがありますが、バックの演奏は興味深く、後のオルタナに繋がります。 以上のようなメンツから成るNDWのコンピですが、玉石混合な感じですね。まあ青田買いのようなものですから。皆さんもこれを聴いて踊ってください!(笑) Yello+Joy Raider “Sehnsuchut noch Allem” https://youtu.be/EvSWASsy-9U #DieNeueTanzmusikIstDasDa!2 #Fontana #NeueDeitscheWelle #Compilation #Trio #SpiderMurphyGang #Extrabreit #TomRobinson #Yello+JoyRyder #ZeroZero #EnteVogts #JoachimWitt #Jawoll #Markus #Geisterer #AxelB. #Abwärts #Eigelb #Novalis #Splitt
Neue Deutche Welle (German New Wave) Fontana 不明。Dr K2
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Pere Ubu “The Tenement Year”
毎度、お馴染み、Pere Ubuの”The Tenement Year (安宿時代)”です。この時の編成は、Tony Maimone (B), Scott Krauss (Dr), Chris Cutler (Dr, Perc, Noises), Jim Jones (G), John Kirkpatrick (Melodeon), Allen Ravenstine (Synth EML, Sax, Vo), David Thomas (Vo, Trombone, Spike)と言う第二期のメンバーです。それにしても、タイトルの付け方からして、Pere Ubuらしいですね。この作品では軽妙で自在なシンセと、ポップなビートが主体を成しており、これぞPere Ubu❗️と言う感じです。ギターが、Mayo Thompsonでなくなっただけでこんなに違うのかなぁ?と思う位、分かり易い音楽になるとは!バンドってこう言うものなんですね。しかしながら、矢張りPere Ubuと言えば、David Thomasと言う程、彼のヴォーカルは”Pere Ubu”チックなんですが、彼の声質や歌詞は聴いたら一発で分かる位、独特かつ癖のあるものだと思います。良くも悪くも。そんなPere Ubuのひねくれまくった音楽は、Allen Ravenstineの「如何にも!」と言うシンセの演奏以外にも、Jim JonesのギターワークもPere Ubuの自在なギターワークも忘れてはなりません。そして何よりもタイトなリズムを叩き出すChris Cutlerのドラム!もう溜まりませんねぇ。David Thomasのトロンボーンも弾けていますが、兎に角、歌詞が逆説的自己否定なので、それだけで泣けます。そんな「泣き」のアルバム、聴いてみてください。 A1 “Something's Gotta Give” (5:13) A2 “George Had A Hat” (4:02) A3 “Talk To Me” (3:28) A4 “Busman's Honeymoon” (4:35) A5 “Say Goodbye” (4:58) B1 “Universal Vibration” (2:43) B2 “Miss You” (4:21) B3 “Dream The Moon” (3:25) B4 “Rhythm King” (4:26) B5 “The Hollow Earth” (4:15) B6 “We Have The Technology” (3:03) [“Miss You” John Peel Session] https://youtu.be/yGoNT7S48zo?si=ZDG2arCqPqTez_gg [full album + live tracks] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nD4QHH0rfSA_Tna9d02T21lXPuqFhawcA&si=DAyE1xYrtzhNWFGz #PereUbu #TheTenenentYears #Fontana #7ThAlbum #DavidThomas #AvantRock #ArtRock #MayoThompson #JimJones #TonyMaimone #ScottKrauss #Chris Cutler #JohnKirkpatrick #Melodeon #AllenRavenstine #EMLSynth..
Avant-Rock / Art Rock Fontana 1980円Dr K2
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Pere Ubu “Cloudland”
Pere Ubu 単独では9枚目のアルバムです、”Cloudland” ❗️この時のメンバーは、何と!あのChris Cutler (Dr)も参加 、それ以外にはJim Jones (G, Vo), Scott Kraus (Dr), Tony Maimone (B, Vo). Allen Ravenstine (EML Synth, Vo), David Thomas (Vo)で、それに加えてStephan Hague (Kbd)も参加しています。だからと言って、ダブル・ドラムと言う訳では無さそうです。しかしながら、音はタイトになっています(これはプロデューサーの力量かと思いましたが、イギリスとアメリカで録音されていますので、そう言う訳でもなさそうです)。タイトルは「どんよりした土地(街)」と言った如何にも鬱っぽいんですが、内容はそうでも無いです。ただジャケなんかかは「青空」が返って空々しくなる程病んでいる感じがしますね(彼等の得意の反対感情や諧謔精神の発露ですね) 。例えば”Love, Love, Love”では「私はそんなの信じない」と歌い、”Cry”では「明日に嘆き、今日に嘆く」と歌います。また”Bus Called Happiness”はタイトルからしてそこはかとないバッドエンドの予感があります。そこに漂っているのは、曲がどんなに楽しげでも、David Thomasが、自らを道化として、ネガティブなことや不条理なことを演じていることによる悲しみなんです。楽しげに歌えば歌う程、悲しくなります。なので、私はPere Ubuのことを「世界一悲しい」バンドと呼んでます。このことを認識できると、Pere Ubuのこと、David Thomasのことがよく分かると思います。あと、このアルバムでは初期の実験ロックに回帰した、タイトなビートも聴けますので、音だけでも充分楽しめます。しかし、Allen Ravenstineのシンセは良いなあ。こんなシンセの使い方、今では当たり前かも知れませんが、当時は画期的発明でしたね。それからこのアルバムの代表曲”Waiting For Mary”は名曲なので、是非とも聴いてもらいたいですね。そんな訳で、Pere Ubu、聴いてみますか?(ま・さ・か‼️←YMOのネタです) A1 “Breath” (3:58) A2 “Race The Sun” (3:25) A3 “Cry” (2:33) A4 “Why Go It Alone?” (2:49) A5 “Waiting For Mary” (3:29) A6 “Ice Cream Truck” (2:48) A7 “Bus Called Happiness” (3:13) B1 “Love Love Love” (3:28) B2 “Lost Nation Road” (2:16) B3 “Nevada!” (3:20) B4 “Flat” (2:23) B5 “The Waltz” (3:30) B6 “Pushin'” (2:27) B7 “Monday Night” (2:15) A7 “Bus Called Happiness” (3:13) https://youtu.be/osRSDI6nY4o?si=-cwmtu10yns8D9of [full album] https://youtube.com/playlist?list=PLMAumqZimnsYeGbw56UO3uWDZJn3nk0TN #PereUbu #Cloudland #Fontana #9ThAlbum #AvantRock #ArtRock #Cleveland #DavidThomas #AllenRavenstine #ChrisCutler #JimJonse #ScottKrauss #TonyMaimone
Avant Rock Fontana 不明Dr K2