砥石

0

荒砥石、中砥石、仕上砥石の3種類の砥石があります。
砥石の色を見るとある程度、その砥石の粒度を判別することが出来ます。
荒砥石:青や黒色(全体的に濃い色)
中砥石:レンガ色の茶色系
仕上砥石:白色や薄いベージュ色(全体的に薄い色です)
普通は、中砥石が1丁あればいいかと思います。

砥石のサイズ
砥石メーカーによっても異なりますが、砥石には3つのサイズがあります。
1丁掛け:205mm×50mm×25mm
2丁掛け:205mm×50mm×50mm
3丁掛け:205mm×75mm×50mm

まるで、お豆腐みたいですね!

〈 雑文 〉
では、荒砥石と仕上砥石はどうでしょうか?
荒砥石は刃が欠けた時に使用します。もし1mmでも欠けると中砥石で研ぎ直しをするのは大変ですが、荒砥石だとそこまで時間がかかりません。
次に仕上砥石は和包丁の裏押しをする時に使用します。裏押しを中砥石ですると包丁の裏を研ぎすぎてしまいます。ですが、仕上砥石で裏押しをすると、研ぎすぎる事がなくかえりだけを取ることが出来ます。

ご存知の通り、豆腐は「1丁、2丁」と数えます。昔、豆腐は2個で「1丁」、子供の頃、豆腐屋で
1個だけ買いたい時は「半丁」と言ってました。今は、半丁を1丁、2丁と呼んでいます。
実はこの「丁」、博打などで使う「半か丁か」の「丁」で、偶数という意味なのです。豆腐作りと偶数は切っても切れない縁があります。

(ネットより) 富山県南砺市上梨という地域に伝わる「五箇山豆腐」という豆腐の切り方を見てみましょう。2升の大豆(=1あげ)を使って一度に48丁作ります。豆腐を正方形の枡で固めて切り分けて行きますが、まずは縦横十文字に切って「田の字」にします。この切り分けた四分の一を「1すみ」と言い、さらに、この1すみを横に3つ、縦に4つ切り分けて12丁にします。これが4すみあるので合計48丁になるというわけです。五箇山豆腐1丁分の大きさは、縦6寸(約18.2cm)、横1寸3分(約4cm)、高さ1寸(約3cm)。かなり縦長の豆腐ですが、これをさらに半分(2個)に分けていただきます。

そう言えば、高校時代バイトしていたお寿司さんも、お寿司の注文1貫で、2個出していた。
この1カン、1貫の文字が当てられることが多いが、江戸時代穴あき銭を1貫目繋いだ時の長さと同じだった。これは可成りの大きさなので、後に食べやすいように、2つに切って出したり、二つに分けて握るようになった。

同じ値段なら、一寸損した気分になります。

貫は、質量単位で、1貫 = 100両 = 1000匁 = 3.75kg 、銭形平次が腰にぶら下げている通し100文、寛永通宝の長さを測ろうとしたが、大きさは1文目2.4cmであることは分かったが、厚さに関しての記述は見つからなかった。
驚いたことに、「寛永通宝」何と昭和28年まで流通貨幣だったんです!!

Default
  • Default

    logger

    2021/09/22 - 編集済み

    知識 興味の広さ深さに驚いております。私も包丁は研いでつかっています。欠けた刃は気持ち悪いですね。
    仕上げ砥石は三河白を使っています。以前奥三河に暮らしておりました。良い砥石が採れる地域ですが、後継者がなくて閉鉱してしまったようです。

    貨幣にも興味があり、いくつか関連本を読んでますが、寛永通宝が昭和まで流通していたとは知りませんでした。

    返信する
    • File

      Fortune Lens

      2021/09/22

      合成砥石が普及する前は、天然砥石を見かけましたが、
      この頃は見かけませんし、あっても手が出なくなりました。
      三河白、欲しいです!!
      昔は、削り節のパックなど無い時代は、本鰹を削り台にに乗せて、削ったものです。刃が立っていると削り節の風味が違うんですよね!おかげで、小学校の頃にはカンナの刃が研げるようになりました。刺身包丁など、天然砥石で研ぐと、中トロが大トロになったような、舌触りですね!!
      ステンレスを削るときは、回転砥石で刃を付けたら、最後仕上げ砥石で、研ぎ上げます。でないと、削れないのです。

      カメラマニアと言うより、道具マニアなのかも知れません。

      カメラは、一寸前まで精密機械の華だったから、
      色々な技術が凝縮されていて、分解するのも楽しいです。
      カメラ各社の拘りがあったり、シリーズカメラだと、内部の進化、ローコスト化の簡略化あって面白いです。
      企業の大半は、後者の道を進むので、個人的にはコストパーフォマンスは、初号機がいいです。

      返信する
    • Default

      logger

      2021/09/22

      私は山仕事をしてましたので、チェーンソーをはじめ道具がないと、仕事になりませんでした。少しでも能率を上げよう、楽をしようと、周辺道具は自分で作ることもありました。ここでも古人の知恵は素晴らしく、古老の道具は、例えば伐木するときに使うクサビの材質から角度まで、市販の合成樹脂にはない、機能がありました。

      チェーンソーも、やはり初期のものが良かったですね。
      白蝋病というのはチェーンソーを使うものの宿命みたいな時代がありましたが、昨今のチェーンソーは、振動もかなり抑えられて、性能が良かったです。ただ初号機に人気が出ると、マイナーチェンジを繰り返して販促しますが、ベアリングの質が落ちて振動がかえって、増大したりしてました。自慢になりますが、チェーンソーの刃を研ぐのには自信がありました。^_^

      返信する
    • File

      Fortune Lens

      2021/09/22

      前に一緒に仕事をしていた造園やさんが、チェーンソー一杯あるからあげると言うので、庭の植木切りに受取に行こうと思っています。
      中古なので、多分刃が丸まっていると思うので、研いで欲しいですね!
      今の造園屋は植木より、外構が結構多いので、コンクリブロックを削岩機を使ったりすると、翌日、手が痺れてカメラが持てないので、外構の方の手伝いはせずに、松の手入れの方に回して貰ったりしました。
      ベアリングと言えば、先日、旋盤を分解して国産のいいベアリングに付け替えました。ベアリングの精度が、加工の精度に直結します。

      返信する