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- PRAKTICA MTL50 / Pentacon auto 50mm F1.8
PRAKTICA MTL50 / Pentacon auto 50mm F1.8
PRAKTICA MTL50」このカメラ、由緒正しきサラブレッドのカメラです。
直系祖先は、1950年に発表された、「VEB Zeiss Ikon Contax S」世界初のペンタプリズム搭載一眼レフです。その後、VEBツァイスイコンはVEBペンタコンに統合され、コンタックスSの血脈はプラクチカシリーズに受け継がれました。
プラクティカLシリーズの最終モデルとして、1985年~1989年にかけて22万台あまりが作られました。
Pentacon Auto 50mm F1.8 (M42 mount)
オールドレンズの入門者の話題の際に必ず登場するのが、旧東ドイツのペンタコンが生産した、高速標準レンズのペンタコン(Pentacon) 50mm F1.8です。
最短撮影距離は0.33mとたいへん短く、スナップでのマクロ撮影にも充分に対応できます。
ルーツは旧東ドイツのメイヤー・オプティック(Meyer-Optik)が、1960年代から70年代初頭にかけて生産したOreston 50mm F1.8です。レンズは一眼レフカメラのプラクチカLシリーズに搭載する製品として再登場し、1979年にマルチコーティングされた後期型がこのレンズです。
解放でバブルボケを楽しんだり、微かに滲む柔らかい描写の蕩けるボケや、一寸絞ってシャープネスも楽しめるオールラウンドレンズです。
優美でいて、繊細な表情を醸し出すレンズです。