月報 テイチク 1960〜1963年

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1960年に入り、かまやつひろし(当時はかまやつヒロシ)さんがレコード・デビューしています。その後「カラーに口紅」といった曲もカバーしていますが、後から振り返って誇らしいレパートリーではなかったと思います。

ブレンダ・リーの日本でのデビュー盤は「スイート・ナッシンズ」で1960年6月10日発売です。

1961年2月10日臨発として、カラオケの定番デュエット曲になる「銀座の恋の物語」が登場しています。(曲名は誤植!?)映画「街から街へのつむじ風」主題歌となっているので、映画の方の「銀恋」はその後に製作されたことが判ります。

田代みどりさんのヒット曲「パイナップル・プリンセス」は1961年2月10日臨発ですが、編曲はスマイリー小原(踊る指揮者)さんです。ただし、田代さんのデビュー曲はブレンダ・リー「スイート・ナッシンズ」のカバーでした。

クラシックではストコフスキー指揮のブラームス/セレナーデ第1番が発売されています。ジャケットは大芝居が聴かれるのかと思わせますが、全くそんなことはなく、しっとりした良い演奏です。オーケストラのシンフォニー・オブ・ジ・エアーはトスカニーニ亡き後のNBC交響楽団のことです。

1963年6月25日臨発として「東京五輪音頭」が発売されています。各社競作のなか、この三波春夫盤がダントツにヒットしたわけですが、発売当時はB面曲であり、月報上の扱いを見ても、むしろ同時に発売された「佐渡の恋唄」の方が一押しだったようです。

1963年9月10日臨発として、山内賢さんがレコード・デビューしています。和泉雅子さんとの「二人の銀座」は、その後東芝に行ってからのヒット曲です。それにしても、この時代のプロフィールには、個人情報保護とかそういう配慮は全くなかったんですね。

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