Renaissance
英国のバンドRenaissance の紹介。
元々はヤードバーズを脱退したキース・レルフとジム・マッカーティが結成したバンドで、ロックとジャズにクラシカルな味付けをしたサウンドを目指していた。2ndアルバム製作中に2人は抜けてしまい、アルバムには全く異なるメンバーでの曲も含まれている。紆余曲折を経てピアノにジョン・タウト、アコースティックギターにマイケル・ダンフォード、そしてヴォーカルにアニー・ハズラムを擁する第2次ルネッサンスが作られた。一般にルネッサンスというとこの時期を指す。ピアノを中心としたクラシカルなサウンドにアコースティックギターのフォーク/ポップなサウンド、更にオーケストラを導入した壮大な組曲形式の曲など1970年代は素晴らしい作品を多く残した。80年代に入ってからはクラシカルな雰囲気は影を潜めてポップ・ロックな曲調に変化したが残念ながらファンの支持は得られず解散してしまう。
その後アニーはソロとして活動を続けながらもルネッサンス再興を図り、1990年代に復活。一時期はアニーを中心としたグループと、ダンフォードを中心としたグループとの2派に分裂していたが1998年に2人は合流、新作を発表する。
2012年にはダンフォードが死去したが、残されたアニーはルネッサンスとしての活動を継続している。