映画チラシ大全集Part2

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 1977年5月20日発行。パート2ということはパート1も発刊されたのでしょうが、お目にかかったことはありません。特徴的と言ってもいいのが二点。一つめは説明文らしきものが殆どなく(少しだけはありました)、ただただカテゴリー別にチラシの写真を羅列(ただし、大きさには差があります)していること。そして二つめはチラシの写真の下にある映画タイトルの漢字部分にルビが振ってあることです。挿入されているアンケート葉書の記載からして、どうもこの本は少年マガジンの別冊のような位置づけで、あるいは小学生の読者にも対応できるよう配慮したのかもしれず、それがこの2点の特徴に反映されたのと思われます。中身で興味深かったのは、戦前に公開された映画のチラシが見られることで、日本語の横文字が右書きだったり、男優の名前の後には「氏」が、女優には「嬢」が付けられていたなど、時代を感じさせる表現を拝むことができました。
#映画チラシ

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  • 子どもの頃、スクリーンやロードショーといった映画の雑誌を本屋で見つけて買ってきて、よく読んでいました。増刊号は特に特別感があって楽しかった事を思い出しました!

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      woodstein

      2025/01/28

       Yasushi Kitazawaさん、コメント有難うございます。『スクリーン』と特に『ロードショー』誌は映画アイドル誌の側面もありましたので、その増刊号というとアイドル俳優の特集という風情もありましたかね。あと、付録も凝っていました。

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    • 映画アイドル誌の側面、確かにそうでしたね。作品の紹介のまえに人気俳優のポートレートから始まっていましたし。

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      woodstein

      2025/01/28

       私がよく読んでいた頃は、『小さな恋のメロディ』の主役の3人が代表格だったかな。

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