2002年6月30日発行。朝比奈隆が亡くなったのが前年の12月29日でしたから、満を持しての約半年後の発刊ということで、お世辞抜きで充実の内容です。では翻って、現在活動している邦人指揮者で没後にこれだけの追悼本を出してくれそうな人はいるのかな、と考えてしまったのですが、小澤征爾はさすがに出るだろうな、小林研一郎はどうだろう、尾高忠明は、外山雄三は、などと実に不謹慎極まりない想像をしてしまいました。でもその時が来たら出して欲しい、なんて言ってるが、お前がその時まで生きている保証はどこにもないぞ。そう言われるのが関の山でしょう。
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