3日でわかるクラシック音楽 東京芸術大学名誉教授服部幸三監修 森本眞由美著

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 2003年2月27日発行。本格的にクラシック音楽を聴くことを趣味とするようになって何年も経過すれば、それなりに知識も身につくものでCDジャケットの解説文やこのフロアに展示したようなクラシック関連本、さらにはレコード芸術のような月刊誌などがその情報源なのですが、要は断片的な知識の積み重ねに過ぎないわけです。そのような脳内のモザイク状の知識を体系的なものにしてくれたのが本書で、手に取って読んだときは、今更ながら目から鱗が落ちるような感じでした。「体系的」というのは、歴史に沿ってどのように音楽が発展していったか、つまりは音楽史なのですが、このような分野は意外と専門的になりがちで、そこを日常的にクラシック音楽に親しむのにどの程度取っ付き易くするべきか、そのサジ加減がほぼ適切な解説であった、という内容でした。
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