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ミューゼオとは? よくある質問
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ブラックレザー

John Lobb、Alden、Church’sなど錚々たる名ブランドの靴たち。ベーシックカラーと捉えられ、一見同じように見える黒色の革靴たちも、見る人が見れば革質によって青みがかっているのか、赤みがかっているのかその微細な違いが見えてくる。

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    John Lobb(London)の黒(ボックスカーフ)

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    Regal Tokyoの黒

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    J.M.Westonの黒(ボックスカーフ)

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    Aldenの黒(シェル・コードヴァン)

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    Church’sの黒(ブックバインダーカーフ)

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    John Lobb(Paris)の黒(ボックスカーフ)

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    Gaziano & Girlingの黒(ボックスカーフ)

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    John Lobb(London)の黒(ボックスカーフ)

    1970年代の製造と思われる「本来の」ジョンロブのビスポークで、底付けは当然フルハンドソーン・ウェルテッド。黒のボックスカーフと言えば、まずはこの靴に用いられている旧西独カール・フロイデンベルグ社のものを推したい。端正に青味掛った艶と透明感のバランスに秀でたこの黒は、紳士靴のアッパーとして長らく頂点を極めていた存在。正に「黒光り」のお手本であり、つま先の既に色が抜けかかった状態ですら凛々しい。シンプルな外羽根式のVフロントプレーントウなだけに、柔らかいのに軟くはない絶妙なハリを感じる革質がメリハリある履き心地に直結している。なお現在このタンナーはワインハイマー・レーダー社として分離独立し、主要な製造拠点をポーランドに移し製造を続けている。

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    • 登録日:2018/9/7

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    Regal Tokyoの黒

    銀座のRegal Tokyoが以前、英国のアルフレッド・サージェント社に委託製造させていた、Regalブランドなのにリーガルコーポレーション社製ではないある意味貴重な一足。アッパーはフランスのアノネイ社製のボックスカーフ。後述するデュプイ社のものと同様にやや赤みを帯びた黒がフランス製らしいところだが、それに比べると光沢が強く出るような気がする。華やいだ雰囲気を有するこの革を、サイドレースアップ仕様のホールカットプレーントウにすっきりまとめてくれたのは、私のような革好きにはとにかく嬉しかった。因みにアノネイ社はデュプイ社から独立したタンナーで、契約農家制などを通じ早くから革の安定供給に積極的に取り込んでいたことでも知られ、現在はエルメスの傘下である。

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    • 登録日:2018/9/7

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    J.M.Westonの黒(ボックスカーフ)

    パリの直営店で購入した一足で、同社が一時傘下に収めていたフランス・デュプイ社のボックスカーフをアッパーに用いている。他の国のものに比べ明らかに赤みを感じるのがいかにもフランスの黒革で、光沢もややマットでかつ良い意味での硬さと言うかコシがある。お手入れしてもピカピカにはなり難いものの、だからこそ「輪郭線」となるのには最も相応しい質感とも言え、やはり芸術大国らしい革なのかもしれない。この靴はダブルソールではなくてトリプルソール、しかもウェルトが二重に巻かれた超骨太な風貌が一大特徴。この作風こそがフランス紳士靴の実は保守本流なのだが、ミシェル・ペリーがデザインに関与して以降のJ.M.Westonにはあまり見られなくなってしまったのが残念でならない。

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    • 登録日:2018/9/7

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    Aldenの黒(シェル・コードヴァン)

    Aldenの代表モデルである外羽根式プレーントウ。アッパーは言わずと知れたアメリカ・ホーウィン社のシェル・コードヴァン。この革の黒は、牛革のそれとは繊維の走る向きが異なることに起因する「抜け感と乱反射」が入り混じった光沢が大きな特徴だ。ズバリ、あまりに眩しくかえって暗い黒。ベトッとした密着感と履きジワに細かなものが出て来ない点も牛革とは違う。因みに鳩目周りにちらほら見える白い粉は、カビではなくなめしの際に加えた蝋分が析出したものだ。造りは雑だがいざ足を入れると最高にリラックスできてしまうのが、昔から「医学的に正しい靴」の探求に積極的なAldenの素晴らしさ。ある程度以上かしこまった場でも履かれる黒靴ですら、この「用の美」を味わえるのが有難い。

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    • 登録日:2018/9/7

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    Church’sの黒(ブックバインダーカーフ)

    このShannonは1999年に英国で購入したもの。現地では同社の125周年記念モデルがこれより安くセールになっていたのだが、迷わずこちらを選んだのが今でも懐かしい。アッパーは今は亡きイギリスのタンナー・ピポディ社のブックバインダーカーフ。いわゆるガラスレザーの一種だが、モチっと膨らみを感じるキメの細かさと薄青掛ったクリアーな光沢は、他のそれより明らかにたくましく、しかも品が良い。靴クリームも選ばず素直に入り、Church’sで現在使われている類似品=ポリッシュドバインダーカーフとの差は歴然だ。なおこの靴、木型が廃番の#224である正真正銘の「旧チャーチ」にもかかわらず、中敷の都市表記にはMILANが含まれ、製造年が1998年とほぼ断定できる点も案外貴重かも?

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    • 登録日:2018/9/7

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    John Lobb(Paris)の黒(ボックスカーフ)

    前出のビスポークとは異なり、こちらはエルメス傘下のいわゆる「ロブパリ」の既製靴で、1990年代初期に製造されたもの。アッパーは実はJ.M.Westonと全く同じ、フランス・デュプイ社のボックスカーフ(同社も現在はエルメスの傘下)。しかしデザインの違いでそう見えるのか、はてまた革のグレードが多少異なるのか、こちらの方が透明度に若干秀でており、磨くといぶし銀のようなさ締まった光沢を放つ。この靴の木型である“Derby”は、現行品の主流・#7000の3世代前にあたり、やがて完全買収することになるエドワード・グリーンの当時の工場に委託生産させ始めた最初期にしか使わなかったもの。足囲は表記こそEだが実際にはC程度しかなく、フォーマルユース用らしい細さと低さが際立つ。

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    • 登録日:2018/9/7

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    Gaziano & Girlingの黒(ボックスカーフ)

    21世紀の英国靴の象徴とも言える同ブランドが、既製品を投入した2006年に早速購入した一足。内羽根式キャップトウの様式美を踏まえた上でのダイナミックな造形だけでなく、当時注目が集まり始めたイタリア・イルチア社のボックスカーフをいち早くアッパーに用いていた点も魅力的だった。他のタンナーのそれに比べ、パキッとした光沢とやや紫寄りの濃い口の色味、そして薄さの割にしっかりとハリのある表情。フィット感を意識した緩急あるシェイプやビスポーク的要素をふんだんに盛り込んだディテールと、この革質とがぴったり融合している。一時操業停止に追い込まれたイルチア社だが、近年再起を遂げた。イタリアのタンナーらしいこんな「色気のある革」を、まだまだ期待せずにはいられない。

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    • 登録日:2018/9/7

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